広報誌 健康倶楽部/2012年1月号
冬のかゆみ
冬は皮膚が乾燥してかゆみが出ることが多くなります。皮膚が乾燥する原因は、空気の乾燥、気温の低下、加齢、身体の洗いすぎなどです。
一般に皮膚のかゆみは寒さが強まるほどひどくなる傾向があります。
特に中高年になると加齢によって皮脂の分泌が少なくなり、皮膚の乾燥が進んでくることでかゆみが増します。
★かゆみへの対策
- 室内が暖房などで乾燥している場合は、加湿器を使用したり、水にぬらしたタオルをかけるなどして湿度が50%以下にならないようにします。
- 乾燥しがちな肌に、うるおいを与えてあげましょう。保湿ローションやクリームなどで水分・脂分を皮膚に与えます。
- 入浴時の長湯を避けるようにしましょう。洗いすぎるのもよくありません。肌の皮脂も失われてしまうからです。入浴剤を保湿剤入りのものを使うようにしたり、お風呂上りには保湿ローションをや保湿クリームなどを塗っておきましょう。
- 刺激の少ない衣服を選びましょう。直接地肌に触れる下着は綿のものを使用しましょう。
このような対策をしても、なかなかかゆみがおさまらない場合や、かきむしって炎症が起きてしまった場合などは、皮膚科を受診して下さい。皮膚科では抗ヒスタミン剤や副腎皮質ホルモン軟膏などを処方してくれます。
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