広報誌 健康倶楽部/2012年3月号

つらいです…乗り物酔い

多くの人が乗り物酔いを経験したことがあるのではないでしょうか。自動車、バス、電車、飛行機、船や遊園地のアトラクションなどに乗っていると、気分が悪くなり、吐き気、嘔吐などが生じる状態です。普通は乗り物から降りると短時間で回復します。

 

☆乗り物の座席は揺れの少ない場所を選ぶ

☆窓が開く乗り物の場合は通気をよくしましょう

☆前日はよく眠り、体調を整えましょう

☆便秘もよくありません

☆空腹よりも消化の良い食べ物を軽く食べておく(乗車の1時間くらい前に)

☆酔い止め薬を飲む

☆しめつけない衣服を着る

☆乗り物に乗っている時は読書やゲームなど、下を向くようなことは避けましょう

 

生あくびが出たり、冷や汗、生つばが出るなどは乗り物酔いの初期症状です。乗り物酔いを感じたら一旦車から降りるのが一番良いのですが、そうもいかない船や飛行機、バスなどは振動の少ない席に移動し、衣服をゆるめ安静にします。

乗り物酔いは2歳くらいから始まるといわれています。その後、年齢が上がるに従って多くなり、5歳〜12歳くらいが最も多く、それ以降は乗り物に慣れていき、しだいに少なくなります。ずっと乗り物に酔っていた人も、車の免許をとって自分で運転するようになってからは酔わなくなったということもよく聞きます。また、高齢者は内耳や反射の機能が衰えてくるので酔いにくくなるといわれています。

子どもの乗り物酔いは見ていてかわいそうですね。お父さん、お母さんが楽しい話をしてあげたり、酔わないと暗示をかけてあげるのも一つの方法です。子どもの場合は、突然吐いて衣服を汚す場合があるので、着替えを用意しておくと便利です。

 

 

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