カルバペネム耐性腸内細菌科細菌CRE感染終息のお知らせ
当院では、2017年12月以降に複数の患者さんからカルバペネム耐性腸内細菌科細菌CRE
(KPC型)が検出され、入院中の患者さんやご家族の方々、関係者の皆様に多大なご迷惑と
ご心配をお掛け致しましたことに衷心よりお詫び申し上げます。
その後、関係行政庁や外部専門機関の方々のご指導・ご尽力を賜りながら、厳重な感染対策
の徹底は勿論、患者さんの保菌検査や環境培養検査など職員一丸となって対応に取り組んで
まいりました。その結果、新たな陽性患者は、2018年3月以降認められておりません。
また、発生当初よりCREを発症及び保菌状態であった入院患者についても、2020年2月を
もちまして全員退院され、現在まで当院にはCRE入院患者は居りません。従いまして、これま
での経過・対応を踏まえ、外部評価委員会において終息との最終的なご判断をいただきました。
今回の経験を踏まえ、今後も感染予防策を基本とした感染対策を徹底し、職員一同、安心
・安全な医療提供に邁進してまいりたいと考えておりますので、引き続き宜しくお願い申し
上げます。
2020年12月
総合南東北病院 病院長