もの忘れ(物忘れ)・がんPETドック

■特徴

アルツハイマー病を早期に診断し、早期に危険性を把握することにより、薬を服用することで、進行を遅らせることが出来ます。
@脳が強く萎縮する
A大脳皮質へ「老人斑」と呼ばれるシミ状の構造が異常に出現する
B神経細胞の中に繊維状のかたまり(神経原線維変化と呼ばれるもの)が溜まる

 これまでの研究で、Aにある「老人斑」というものが、βアミロイドというたんぱくの集まったものであり、アルツハイマー病の症状のひとつである「もの忘れ」が現れる約20年前から蓄積することがわかってきました。

 つまり、この「老人斑」すなわちβアミロイドを早く見つけ出してアルツハイマ ー病を早期に診断し、早期に危険性を把握することにより、薬を服用することで、進行を遅らせることが出来ます。

 このβアミロイドをPET検査で検出するための特殊な薬剤の開発が、さまざまな研究機関ですすめられてきましたが、近年、有用性があるとみなされるPET検査用薬剤BF227が登場しました。

 当院では、このβアミロイド検出専用薬剤によるPET検査を導入して、MRIやCT、神経心理検査など、既存の検査方法を組み合わせた、もの忘れ・がん PETドックを実施しています。全身状態を把握する観点からFDGによるPET検査も併せて実施しますので、がんの早期発見とアルツハイマー病の危険性 を知ることができる、総合的な健診コースです。

検査項目

〔FDGを使ったPET検査〕
正常例 認知症が疑われる方の画像
正常例 認知症が疑われる方
   
〔BF227を使ったPET検査〕
正常例 認知症が疑われる方の画像
正常例 認知症が疑われる方

FDGを使ったPET検査では、正常例と比べて色の薄くなって、脳の機能が低下していることがわかる

いっぽう、BF227を使ったPET検査では、正常例では示されない部分が画面に映し出されるため、

脳の異常個所がわかりやすい

検査の内容

検査は、四段階に分かれています。

(1)神経心理検査
専門家と対面して質問に受け答えしながら、実際の物忘れの程度を評価します。
(2)MRI検査
脳の記憶を司る「海馬」の委縮度を評価します。また、脳梗塞や脳腫瘍などがないかをみていきます。併せて、脳血管の動脈硬化度も評価していきます。
(3)FDG−PET検査
ブドウ糖代謝により脳の働き具合をみます。
(4)アミロイドイメージングPET検査
アミロイド沈着の度合を測り、アルツハイマー病発症の危険度を評価します。
画像検査 PET MRI
CT 胃仮想内視鏡
エコー(甲状腺、頸動脈、腹部)  
血液尿検査 肝機能 肝炎ウイルス感染症
糖代謝 脂質・尿酸
腎・膵機能 血液一般
炎症反応 電解質
腫瘍マーカー 尿検査
甲状腺機能  
指数体格 BMI
その他 神経心理検査

 

 

Q.アミロイドイメージングって何?

A. 「認知症」の原因で一番多いといわれているアルツハイマー病は、脳の中に「アミロイド」といわれる特殊なたんぱく質が溜まっていくことにより発症するといわれています。これは、ゆっくりと溜まってゆくアミロイドが、少しずつ神経細胞を壊していくという研究によるものです。アミロイドが脳に溜まり出してから、アルツハイマー病が発症するまで10〜20年の年月が必要とされるため、アミロイドイメージングPET検査をすることにより、アルツハイマー病が発症する前の段階で、その発病の危険度を推し量ることができます。

Q.「認知症」と「アルツハイマー病」は同じ?

A. 違います。「認知症」は、脳の働きが衰え、記憶力をはじめとした様々な能力が極端に低下してしまい、日常生活に支障を きたした状態をいい、たくさんの原因があります。「アルツハイマー病」は、その中の原因の一つです。

Q.「認知症」と診断された場合、治療法はあるの?

A. 「認知症」の種類にもよります。慢性硬膜下血腫や正常圧水頭症といった、手術により治療可能な認知症もあります。また現在最も多いといわれているアルツハイマー病も、根治する方法はありませんが、進行を遅らせる「アリセプト」という薬が発売されています。また、より高い効果が期待できる新薬の研究・開発も進められています。


■もの忘れ・がんPETドック

料金

1泊2日(金・土限定)/40万円(税込)


※【希望健診コース】にて、『もの忘れがんPETドック』を選択してください。

 

検査項目

もの忘れドック

 

がんドック

PET検査 神経心理検査 MRI検査 CT検査 超音波検査 血液・尿検査

 

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●お問い合わせ
財団法人脳神経疾患研究所 附属 南東北医療クリニック PET事業部

受付時間/月〜土曜日 9:00〜17:00 ※日曜・祝日をのぞく

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