病院ニュース&コラム

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院内感染対策法定研修会を実施しました

2014/12/28

 

 総合南東北病院院内感染対策委員会・感染対策室主催の感染対策研修会は1215日から20日まで、全職員を対象に7回に分けて行われました。今年度2回目となる今回の研修テーマは「MRSAESBL産生菌」。MRSAESBL産生菌はいずれも抗生物質の効かない薬剤耐性菌で、現在、世界各地での蔓延が問題視されています。

MRSAとはメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(Methicillinresistant Staphylococcus aureus)の略で、病原性は強くなく健康であれば重症化することはありませんが、抵抗力が弱っている状態で感染すると、肺炎、敗血症などを引き起こします。

 ESBL産生菌とは基質拡張型β―ラクタマーゼ(Extended-Spectrum β―Lactamase)をつくり出す菌のことで、こちらも健康であれば特に問題はありませんが抵抗力が低下したひとに感染すると敗血症、髄膜炎、肺炎、創部感染症、尿路感染症などを引き起こします。

 これらの薬剤耐性菌は主に接触感染によって広まる為、院内で菌が検出された場合、とにかく他の患者に接触させないことが重要です。

薬剤耐性菌への感染予防策として、

・感染者の個室隔離

・手指衛生

などがあげられます。病院には抵抗力の弱った患者さんが多いことから、これらの予防策を怠るとアウトブレイク(集団感染)が発生する危険性があります。受講した職員は、薬剤耐性菌に対する理解を深め、病院内での感染を未然に防ぐ為の予防法などを学びました。薬剤耐性菌に限らず、院内感染を予防する為には手指衛生を徹底することが重要であると再認識した研修会となりました。

当院では今後も院内感染防止に向けた対策を継続、職員ひとりひとりが院内感染に対する正しい知識を身に付けて、患者さんに安全な医療が提供できるよう、病院全体で取り組んでまいります。