健康ひとくちメモ

たけのこ

チロシンが脳を活性化

 春の味覚を代表する食材の一つであるたけのこ≠ヘ4〜5月が旬です。掘り出されたたけのこは、時間を追うごとにアクが強くなっていきますので、おいしく食べるために手早く下茹でを行いましょう。
下茹での手順
 @皮付きのまま穂先の部分を斜めに切り落とし、さらに切り口から皮の部分を縦半分に1本の切り目を入れますAたっぷりの水に米ぬか2カップと赤唐辛子2〜3本を入れ強火にかけ、沸騰したら落としぶたをして、弱火で1時間以上茹でますB根元に竹串がすっと通るようになったら火を止め、茹で汁の中でそのまま冷ましますC冷めたらよく水洗いし、切り目から皮を開くようにして皮を剥きますD下茹でし灰汁を抜いたたけのこを、水に浸して密封容器に入れ冷蔵庫で保存します。時々水を入れ替えれば、10日位保存することが出来ます。
 たけのこのうまみ成分はグルタミン酸やチロシン、アスパラギン酸などのアミノ酸によるものです。アスパラギン酸は疲労回復に効果的です。チロシンには脳を活性化する働きがあり、うつ病改善や慢性疲労症候群の改善に効果があるとして注目を集めているアミノ酸です。たけのこは食べ過ぎが原因で吹き出物やアレルギーに似た症状を起こす事がありますので、食べ過ぎに注意しましょう。たけのこの香りと独特の食感を、たけのこ御飯や土佐煮、若竹煮や和え物、たけのこの刺身などで楽しみましょう。
(参考「おいしいねっと」「サプリメント図書館」 栄養管理科 濱尾 理沙)
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