健康ひとくちメモ

玉ねぎ

涙の原因硫化アリルが働く

 玉ねぎは中央アジア原産で、日本には明治時代に導入されました。バリエーション豊かに様々な料理に使用できる便利な食材です。「玉ねぎを切っていたら、涙が出てきてツライ」そんな経験をしたことがある方は多いはず。涙の原因は硫化アリルという刺激成分が玉ねぎを切った時に揮発し、目の粘膜を刺激するため涙が出るのです。
涙を出さずに玉ねぎを処理する方法
 @切る前に15分程冷蔵庫で冷やすA電子レンジなどで軽く熱を加えてから切るB切れる包丁で素早く切るC包丁や玉ねぎの切り口を水で濡らす。
 涙を出させる硫化アリルはビタミンB1の吸収を助ける働きがあります。ビタミンB1は糖質を素早くエネルギーに変える栄養素で、疲労・食欲不振・不眠・イライラなどの予防に効果的です。豚肉・ハム・かつお・大豆などに多く含まれています。玉ねぎと一緒に料理すると吸収が高まり、更に効果的です。
玉ねぎの選び方・保存法
 玉ねぎの頭をさわり、肉質がしっかりしていて外皮が良く乾燥し、ツヤがあり固く締まって重みがある物が良いでしょう。保存は風通しがよく、常温で直射日光を避けた暗い所にしましょう。蒸れや湿気は大敵なので注意して下さいね。
(参考:「おいしいねっと」栄養管理科 濱尾理沙)
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