健康ひとくちメモ
     柑橘類
 
活性酸素の除去に有効

 今回は、ミカンを含む柑橘類についてお話します。栄養面から見た場合、柑橘類に共通した特徴はビタミンCとビタミンPを豊富に含みます。ビタミンCは抗酸化ビタミンの1つで、細胞を傷つけて老化や病気の原因になるとされる活性酸素除去に役立ちます。それとともに、免疫力を強化して感染症を防ぐ働きも担っています。またビタミンCにはメラニン色素の増殖を抑えてシミやそばかすを出来にくくし、コラーゲンの生成を促進して肌の調子を整えます。こうしたことからビタミンCは丈夫な体づくりや美容、更年期障害の予防などに有効です。
 ビタミンPはビタミンCの吸収を助け、毛細血管を丈夫にする効果を持った栄養素です。これは房を包む薄皮に多く含まれています。
 調理としては生食、ジュース、サラダやお菓子の材料など、多彩な用途に使われますが、ビタミンPの摂取を考えると、袋ごと食べるのが一番です。料理では柑橘類に不足しているたんぱく質や亜鉛、ビタミンB6が豊富な豚肉、牛肉、内臓肉、イカと組み合わせれば、美容や丈夫な体づくりにもってこいです。肉料理の後のデザートにしても疲労回復に役立つでしょう。
 冬になるとやっぱりコタツでミカンですよね。ゆっくりミカンを食べながら、美肌になって下さい。

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