健康ひとくちメモ
     バナナ
 
健康な肌作るビタミン豊富

 今では年中食べることの出来るバナナには、ビタミンB6とカリウムが豊富に含まれています。ビタミンB6は健康な皮膚や髪の毛を作ることや成長の促進、赤血球や抗体の産生などの働きがあります。不足すると皮膚炎や脂性の肌を招くため、美容には欠かせません。ビタミンB6はたんぱく質を多く摂るほど必要となるので、肉好きの人は積極的な摂取が望まれます。
 一方、カリウムには体中の塩分を体外に出す働きがあり、塩分摂りすぎによる血圧の上昇を抑える効果を発揮します。そのため高血圧、動脈硬化や脳卒中といった生活習慣病の予防に役立ちます。
 
《調理のポイント》
 バナナは生食以外にケーキに入れたりクレープの材料にしたりと、お菓子に使う場合が多いものです。牛乳とバナナをミキサーにかけたバナナシェークはカルシウムも一緒に摂取でき、病気で食欲がなく熱っぽいときなどには最適な飲み物でしょう。皮をむいて冷凍すればシャーベットにもなります。
 バナナは冷蔵庫に入れると低温障害をおこして黒ずんでしまうので、室温で保存しましょう。選ぶときは皮の色が濃くやわらかなもので、表面に黒い斑点があるほうが甘みがあります。漢方的な働きとしてはバナナは体を冷やす作用があるので、口が熱っぽいときに最適です。また繊椎が多く便通を促し、炎症をとるので痔にも効きます。ただし胃腸の弱い人や冷え性の人は多食しないように注意しましょう。

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