健康ひとくちメモ
     シイタケ
 
生活習慣病予防の味方

 シイタケは他のきのこには無い特有の物質を含み、がんや生活習慣病予防の強い味方の食品です。
  
〈栄養分の働き〉
 シイタケはビタミンDの元となるエルゴステンが豊富です。エルゴステンは日光(紫外線)に当たるとビタミンDに変化します。ビタミンDは小腸でカルシウムの吸収を助け、強い歯や骨の強化・発育には欠かせません。子供の骨の発達や骨粗鬆症の予防・改善に大きく役立ちます。
 干しシイタケは生とほぼ同じ栄養成分を持っていて、しかも含有量は干しシイタケの方が上です。乾燥させることでエルゴステンからビタミンDに変わる量が増えカルシウム吸収率もグンとアップします。一方、その豊富な食物繊維はコレステロール吸収を抑制、排泄を助け動脈硬化や便秘の予防に有効です。
 
〈調理のポイント〉
@ シイタケは年中出回っていますが、春物なら3〜5月、秋物は9〜11月に出ているものが最もおいしい、とされています。
A 新鮮なものは裏が白く薄い膜がはっているものです。軸が太くて短く笠があまり開いていないものを選びましょう。
B ビタミンDの効果をよりアップさせるには、使う前に20分から30分日光に当てるのがポイント。
C いろんな料理に使えますが生で焼いて食べるときは表面に油を少量塗ると水分の蒸発が抑えられ、きれいに仕上がります。
D 生で保存する時は洗わずに新聞紙かペーパータオルで包んでビニール袋に入れて冷蔵庫へ。日持ちしませんから2、3日で使い切ること。
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