健康ひとくちメモ
シソ
 
アレルギー体質を改善し 
血液もサラサラにします


 シソはさわやかな香りと色で食欲を刺激して、食欲を増進させてくれる夏の食卓の名脇役です。ヒマラヤ・中国南部が原産で日本には平安時代に伝わったといわれています。赤ジソ・青ジソ・葉が縮れて赤色の縮緬ジソ・青くて縮れている大葉の4つに大別されます。
◎栄養成分として
 シソにはα-リノレン酸という高価不飽和脂肪酸が含まれアレルギー体質を改善する効果があり、体内でIPA(イコサペンタエン酸)に変わり血液をサラサラにするため老化・心筋梗塞を防ぐ作用があるといわれています。カロテンも多く含んでいるため動脈硬化予防にも役立ちます。  
 シソの香りはシソ油という精油成分から生まれ、香り成分のシソアルデヒドは嗅覚神経を刺激し、胃液分泌をうながし食欲を増進させる働きをします。また、この成分には強い防腐作用もあり食中毒予防にも効果的です。
 
◎選び方・食べ方・調理のポイント
 選び方のポイントは色鮮やかで変色してなく、葉先までピンとしていて香りが強く、しおれていないものです。生のまま刻んで薬味にしたり、混ぜご飯や浅漬けに加えたりと様々なおかずに少し使用するだけで風味も彩りも変わります。カロテンの吸収を高めるには、油といっしょにとる料理がおすすめです。天ぷらや炒め物の最後に刻んだシソを加えたり、肉を巻き炒めてもおいしく食べられます。  
 夏バテしないよう、食欲増進効果のあるシソを食卓の仲間に入れて暑い夏を乗り越えましょう!! 
 
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