ワンポイント・リハビリ 〜転倒を防ぐ生活の工夫〜 |
“家の中”が意外に多い | |||
転倒・骨折はちょっとした弾みで起こってしまうことが多く、理由の一つに老化による『筋力の低下』があげられます。筋力が弱まると、自分の体を思うように支えきれずに、転倒し骨折。そのまま寝たきりになるケースが少なくありません。転倒予防のためには積極的に運動をし筋力を付けることもとても大切です。今回は生活環境のポイントについて紹介します。 | |||
意外なことに、転倒の半数以上が住み慣れた家の中で起きています。例えば『床や畳に放置された新聞などを踏んで、足を滑らせる』『座布団の縁につまずく』『電気コードに足を引っ掛ける』などが転ぶきっかけとなっています。 | |||
☆転倒を防ぐ工夫 @整理整頓=新聞や衣類などを床に散らかさないように収納場所を決め、整理整頓を心がけましょう。また電気器具のコードは部屋の隅を通すなど、ちょっとした配慮で屋内での転倒をある程度予防することが出来ます。 A住まいの改善=屋内の段差をスロープで解消したり風呂場に手すりをつけるなど、整理整頓だけでなく住宅の改善が必要なこともあります。階段には手すりをつけると同時に、夜間に足元を照らす小さな照明があると安心です。なお、スリッパは脱げやすく転倒しやすいのでお年寄りには勧められません。滑り止めのついた靴下などを履いたほうが転びにくいようです。衣類も足にからまりやすい物は避けましょう。 |
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