ワンポイント・リハビリ
足腰を鍛え、骨を強く
 
 
 骨は、古い骨が壊され新しい骨がつくられる新陳代謝を繰り返しています。つくられる量より壊される量が増えると「骨粗しょう症」となり背骨の骨折を起こして腰や背中の痛みの原因となったり、転倒等で手や足を骨折しやすくなります。今回は骨を強くし転倒による骨折を防ぐ体操を紹介します。体操では骨に適度な刺激を与え骨の新陳代謝を促します。足腰の筋肉を鍛えることで転倒の予防を図ります。
1.足の上げ下げ運動
 椅子に深く腰掛けて背筋を伸ばし両手で椅子をつかむ。片足ずつ、つま先を上に上げた状態で太ももをゆっくり上げてゆっくり下ろす。

2.椅子から立ち上がる運動
 手を使わずに息を吐きながらゆっくりと立ち上がる。次に息を吸いながらゆっくり座る。

3.足踏み運動
 立った姿勢で足踏みを20〜30回行う。立って行うのが大変な場合はテーブルや壁につかまり体を支えながら行う。無理の無いように大腿骨や背骨まで刺激が届くように踏み鳴らす。

4.腰上げ運動
 仰向けに寝て膝を立てる。足の裏と肩を床につけた状態で腰を上に持ち上げるように浮かせる。

 それぞれ5回ずつ繰り返しましょう。高血圧や心肺機能に問題のある方、骨折や発熱のある方は担当医に相談してから行いましょう。

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