ワンポイント・リハビリ
変形性膝関節症
正しい姿勢は痛みの予防
◎膝が曲がって伸びない状態が続くと…
 中高年の慢性的な膝関節の痛みの多くは変形性膝関節症から起こるとされています。変形性膝関節症の方の立ち姿は、膝が曲がって真っ直ぐにならないということがあります。脚が曲がるのは膝関節そのものに原因がある場合と、脚の筋肉の衰えが考えられます。特に、筋力が低下してくると、膝関節を伸ばして姿勢を保つことが難しくなります。膝の曲がり方が強い人ほど筋力が弱く、また膝関節の痛みを強く訴える傾向にあります。
◎膝の痛みと姿勢の変化
 膝が痛くなると痛みで膝関節を伸ばしておきにくくなります。この状態が続くと、背中を真っ直ぐに伸ばした姿勢では体重を支えることができなくなり、より膝の関節軟骨や支える筋肉に負担がかかります。このため、膝の痛みがより引き起こされやすい状態になります。
◎姿勢を正しく保つ
 大きな鏡の前などで全身をチェックします。特に横から見た姿は大切です。膝は伸びていますか?背中は伸びていますか?曲がっていたら早めの対策を。
ひざに負担をかけない姿勢とは…
ひざに負担をかけない姿勢 ひざに負担がかかった姿勢
背骨のカーブが良好なら、
股関節やひざ関節も、よい
状態を維持できる。
背中が丸いと、股関節や
ひざ関節にも負担がかかる。

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