ワンポイント・リハビリ
腹式呼吸で健康を!
消化機能が改善され腰痛予防にも役立つ
 
 呼吸法には、胸郭の中にある肋間筋の運動により行われる胸式呼吸と、横隔膜の上下運動による横隔膜呼吸があります。腹式呼吸とは後者の横隔膜呼吸のことで、横隔膜を上下に動かし呼吸することです。腹式呼吸を行うと横隔膜の運動範囲が広がり、人によっては胸式呼吸時の3、4倍になることもあります。腹式呼吸を行うことで腹腔の内圧もグンとアップし、その刺激を受けて胃腸の働きが活発になり、消化機能が改善されます。また腹筋も鍛えられるので、腰痛予防にも役立ちます。その他、停滞していた静脈の血液の流れもよくなり、冷え性にも効果的です。それだけではなく、リラクゼーション効果も期待できるといわれています。  
 
腹式呼吸のやり方
@口をすぼめる感じで口から息をゆっくりと吐き切ります。(おなかがしっかりへこむまで息を吐き切ります。お腹に手をあてて行うと集中して行えます。) 

Aおへその下あたりにしっかり空気が入っていく感じで、お腹をふくらませて息を吸い込みます。 

Bいっぱいに息を吸ったら1〜2秒ほど息を留め、また口をすぼめる感じで口から息をゆっくりと吐きます。
・あおむけになって両膝を立てて行うとやりやすいです。
・吸う、留める、吐くを無理せずゆっくりおこないます。
・吸う時は、お腹をしっかりふくらませて息を吸い、吐く時はお腹をしっかりへこませて息を吐き切るつもりでおこなうと効果的です。
 
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