ワンポイント・リハビリ
ひざの痛み 早めに解決
〜ひざにやさしい生活術〜
 
 中高年の膝の痛みの大半は「変形性膝関節症」が原因です。その変形性膝関節症は加齢だけでなく、生活習慣や環境が大きな要因になっています。普段の生活習慣や環境を見直して、少し工夫するだけで膝への負担を軽くし痛みを減らすことが出来ます。今回は膝を守るポイントを紹介します。  
  
 
T普段からしている動作を改善する
@階段は1段2足≠ナ…上る時は、まず痛みの少ないほうの足で1段上り、反対側の足をそろえます。下る時は痛むほうの足から先に1段下りて、もう片方の足をそろえるようにします。

A荷物は左右均等に持つ…荷物は時々持ち替えて負担が片寄らないように気をつけてください。キャスター付きのバックなどを活用するのも良いでしょう。
 
U膝をサポートする補助具を使う
@サポーター…膝が安定しない時は、膝にはめて補助するサポーターが使われます。しかしサポーターに頼りすぎ、筋力を衰えさせてしまう事もあるため医師の指示に従って使用しましょう。

A足底板…内側が低く、外側が高くなっている中敷きを足底板といいます。O脚の人はこれを足底につけることで膝関節の重心を外側にずらすことが出来ます。

B杖…杖を使って歩くと、膝への負担を20%ほど軽減するといわれています。  

 ひざの関節軟骨は無理に使えば使うほど摩耗します。いわば「消耗品」です。これをすぐに使い果たしてしまうか、長く持たせるかは自分次第です。痛む時は無理しないように。
 
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