ワンポイント・リハビリ
姿勢を正しく関節症を防ぐ
 
 地球の重力下において、人間が2本の足で立ったり歩いたりしていることは足腰の関節にとても多くの負担をかけています。そのため加齢に伴い足腰に変形が起こり関節症となってしまうのです。予防方法として筋力強化がよく言われていますが、実は日頃からの姿勢もとても重要なのです。特に脊柱と呼ばれる首・背中・腰の彎曲のバランスが重要で、正常な脊柱では首と腰に反り、背中に丸みといったように適切なS字カーブ状になっていることで首や腰への負担を軽減させています。このバランスが崩れてしまうと首や腰への負担は増し、膝や足へも異常な力が掛かり関節症の原因となってしまいます。  
 そのため、背筋を伸ばした良い姿勢が重要となってくるのです。背筋を伸ばすといっても、なかなか力の入れ具合が難しいものですが、ポイントとして顎を引きながら「つむじを真上から引っ張られるような」または「頭の上に乗せた本を持ち上げるような」感じに力を入れてみるとわかりやすいです。  
 皆さんもご自身の姿勢を一度チェックしてみてください。そして日頃の生活から正しい姿勢を意識して関節症を予防しましょう。
 
 
正しい姿勢のチェック方法
図のようなポイントに気を付けて、壁を背にして立つ。腰と壁の間に手のひらが入るくらいの隙間がある状態が適切な姿勢。
 
トップページへ戻る