ワンポイント・リハビリ
肩こりの予防体操を
  
 現代病と言われる「肩こり」の原因は複雑ですが、主な原因は「筋肉への酸素不足」と「老廃物の蓄積」です。筋肉が酸素不足になる原因の8〜9割は使い過ぎや年齢、体型によるものですので心配はありません。  
 
〔肩こりの原因〕

(1)無理な姿勢を続ける=長時間同じ姿勢でいると肩こりになりやすく、デスクワークが多い人はその典型。同じ姿勢を続けていると筋肉の緊張状態が続き、血液の循環が悪くなるためです

(2)内臓系の異常=狭心症・心筋梗塞・肺がん・高血圧・低血圧・貧血・胃炎・胃潰瘍など内臓系の病気があると肩こりを起こすことがあります。その場合は肩こりの他に頭痛・めまい・耳鳴り・動悸・背中の痛みなどが起きますので内科医に相談を

(3)目の疲れ

(4)歯の病気
 
仕事の最中でもできます
〔すぐに出来る肩こり予防体操〕

 肩こりに効く体操としては、仕事の最中にゆっくり肩や首を回したり肩の上げ下ろし、手の上げ下ろしするだけでも効果的で、図のような簡単な体操でも1日に何度も行うことで首の筋肉を鍛えられます。
両手を組んでおでこにあて、おでこを後ろに押す。同時に首を前に曲げるように力を入れゆっくり5つ数える。次に組んだ両手を頭の後ろに当てて、逆向きに力を入れ合う。
 
右手を頭の右側に当て、手に力を入れると同時に頭を右に倒そうとしながらゆっくり5つ数える。左側も同様に行う。
 
〔普段に気をつける点〕
 
 長時間同じ姿勢でいるのを避け、こまめに肩などを動かすようにすること。普段に猫背になりがちな方は姿勢に気を付けることも大事です(「健康生活あんないナビ〜正しい姿勢で健康を〜」参照)。なお眼や内科系の病気が原因と思われる方は、これらの病気を治療して下さい。  
   
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