薬局だより
〜坐薬の正しい使い方〜
効き目は早い
冷蔵庫に保管
 坐薬は効き目が早く、飲み薬と違い胃腸障害が少ないため、食事に関係なくいつでも使えます。
 
☆正しい使い方は?
 坐薬を包装から取り出し、ティッシュなどで坐薬の底をつまみます。(図1)先のとがっているほうを肛門に深く挿入したら、しばらく押さえて下さい。入りにくい場合は坐薬の先端を少量の水で濡らすとよいでしょう。また小児の場合はおむつを替える時の形で入れ、しばらくそのまま押さえて下さい。(図3)1/2量を使う時は、斜めに切って下さい。(図2)

    
☆保管法は?
 坐薬は体温で溶けるように調製されているので、高温では軟らかくなったり変形したりします。なるべく冷蔵庫に保管しましょう。

☆入れた坐薬が出てきてしまったら?
 入れてすぐ出てきてしまったら、もう一度入れ直して下さい。しばらくたってから出てきたら@形が残っていて坐薬が指で持てる場合=出てきたものをそのまま、または汚れていれば軽く洗って再度入れて下さい。A形がなく、溶けてしまっている場合=薬はある程度吸収されているので、すぐに薬を追加せず様子をみて、次の使用まで4時間以上間隔をあけて下さい。

☆2種類の坐薬を同時に使ってもいいの?
 2種類の坐薬を同時に使用すると、薬の吸収が悪くなることがあります。できるだけ同時に使用することは避け、少なくとも30分以上間隔をあけるようにして下さい。

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