薬局だより 〜ジェネリック医薬品とは〜 |
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最近、テレビコマーシャルなどでよく耳にする「ジェネリック医薬品」。いったいどんな薬なのでしょうか? | |
☆ジェネリック医薬品とは? | |
病院など医療機関で診察を受けた時に、医師から処方される薬を「医療用医薬品」といいます。「医療用医薬品」は、時間と費用をかけて研究・開発し販売される「新薬(先発品)」と、「新薬」の特許が切れた後、開発メーカー以外の製薬会社が製造・販売する「ジェネリック医薬品」の2つに分けられます。ジェネリック医薬品は新薬とは商品名は違いますが、薬の成分と効き目は同じであると厚労省が認可した医薬品です。 | |
☆ジェネリック医薬品はなぜ安いの? | |
種類によって異なりますが、ジェネリック医薬品は新薬の約4〜8割の価格です。新薬を研究・開発するには莫大な費用と時間を必要としますが、ジェネリック医薬品は特許が切れた後に販売するため、その薬の有効性・安全性がすでに確立されています。だから、その品質が新薬と同等であることを証明すればよいので、費用があまりかかりません。 | |
☆ジェネリック医薬品の問題点 | |
新薬と成分が同じでも、添加物や製造過程が異なるため、実際に服用してみて十分な効果が得られなかったり、予期せぬ副作用が現れることがあります。また、製薬会社側の供給体制が整っていないため、処方されてもすぐに薬をもらえなかったり、医薬品情報担当者(MR)の数が少ないため、医師への情報提供が十分でないことがあります。 | |
☆ジェネリック医薬品を病院で処方してもらうには? | |
2006年4月より、医師が処方せんに合意のチェックを入れれば、患者さんの希望によってジェネリック医薬品をもらうことができるようになりました。ジェネリック医薬品に興味がある方は、医師または薬剤師にご相談下さい。 | |