薬局だより
〜セルフメディケーション〜
健康は自分で守る考え方
 「セルフメディケーション」、直訳すると「自己治療」です。軽い症状の場合、身近にあるOTC薬(街の薬局で買う薬)などを利用して、自らの知恵と責任でこれを治すことをいいます。例えば、風邪を引いた、胃腸の調子が悪い、頭が痛いなどといった時に、症状が軽いうちにOTC薬を使って治すことです。
【OTC薬を購入、服用時の注意点】
@ 薬剤師に自分の病状や体質などを詳しく話して、適切な薬を選んでもらいましょう。
A 薬についている説明書をよく読んで、服用量や服用回数、服用時間などを必ず守って下さい。
B 2〜3日服用しても症状が改善されないときは、自己診断で同じ薬を飲まずに、病院を受診し医師の診断を受けるようにして下さい。
C 逆に薬が効いて症状が楽になってきたら、体を休めるなどして、いつまでも薬を服用し続けることのないようにして下さい。
D 副作用(発疹、発熱、嘔吐、腹痛など)と疑われる症状が現れたら、ただちに使用を中止して、なるべく早く医師または薬剤師に相談して下さい。
 セルフメディケーションは今では、もっと広い意味でとらえるようになっています。毎日の食事が不規則なので不足している栄養素のサプリメントを摂取する、休養のために積極的に睡眠をとる、なども広い意味でのセルフメディケーションと考えられます。食生活や生活習慣を見直し、日頃から自らの健康管理に努めることで高血圧や糖尿病といった生活習慣病の予防や健康維持にも役立てることができるのです。「自分の健康は自分で守る」ことが大切です。
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