はつらつ健康ナビ
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呼吸とは?
 生命維持に欠かせない呼吸。その働きは、どのように行なわれるのでしょう。
 体内の細胞は、活動するときにエネルギーを燃焼させます。エネルギーの燃焼には、酸素が必要です。また、エネルギーを燃焼させると、老廃物である二酸化炭素が発生します。この二酸化炭素を体外に吐きだし、新しい酸素を体内に吸い込む作業が呼吸なのです。
 
呼吸は鼻でする
 鼻には、外気を吸い込んだときに入ってくる細菌やごみなどの異物を、体内に入れないようにする工夫がいくつもなされています。くしゃみや鼻水などの生理現象や、鼻毛などもそのひとつです。
 しかし、口には吸い込んだ空気中の異物を除去する働きが、あまりありません。ですから、呼吸は口よりも鼻で行なったほうがよいのです。
 

腹式呼吸をしよう!
 深呼吸のような深く、ゆっくりした呼吸をすると、お腹が大きく膨らみます。これは、肺の下にある横隔膜(図参照)が大きく上下に動いているからで、この呼吸法を腹式呼吸といいます。
 腹式呼吸にはさまざまな効果があります。これは、腹式呼吸が通常の呼吸に比べ、酸素を体内に多く取り込むからです。体内の酸素量が増えると、血行の促進、脳の働きの活発化、などの効果が期待できます。
 また、横隔膜を大きく動かすことも、腹式呼吸が身体によい理由のひとつ。内臓の活動が活発になり、血行もスムーズになります。また、腹筋などの筋力トレーニングにもなります。
 この他にも、腹式呼吸にはリラックス効果もあります。ちょっと疲れたら深呼吸をして、心身ともにリラックスしましょう。
 
−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2006年1月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載
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