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甘味料について
近年、砂糖の代替品として多く使われている代替甘味料。その、利点や特徴についてご紹介しましょう。
代替甘味料の種類
代替甘味料には、糖質(炭水化物の一種)に分類される糖質系甘味料と、炭水化物から作られていない非糖質系甘味料がある。
カロリーと甘さの度合いは(甘味度)は?
糖質系甘味料は糖質なので、砂糖よりやや低めか、同程度のカロリーがある。また、甘味度も砂糖と同じくらいか、やや低いものが多い。
主な糖質系甘味料
キシリトール: むし歯を予防する、代謝にインスリンを必要としないなどの利点がある一方、大量に摂取するとお腹がゆるくなることも。
ソルビトール: 脂質の酸化などを防ぐ特性もあり、かまぼこなどの加工品にも使用される。
パラチノース: むし歯になりにくい、血糖値の上昇を抑えるなどの利点がある。
その他、トレハロース、オリゴ糖類、マルチトールなども糖質系甘味料に分類される。
カロリーと甘さの度合いは(甘味度)は?
非糖質系甘味料は、低カロリー、またはカロリーがないものが多い。また、甘味度は砂糖の約200〜600倍と非常に高い。
主な非糖質系甘味料
ステビオシド: 通称ステビア。むし歯になりにくい、耐熱性があるなどの利点があるが、身体への影響を指摘する声もある。
スクラロース: 味が砂糖に似ており、加熱に強く、水やアルコールにも溶けやすいので、調理にも使用できる。また、ノンカロリーで、むし歯の原因にもなりにくい。
その他、アスパルテーム、グリチルリチン、サッカリンなども非糖質系甘味料に分類される。
 代替甘味料には、砂糖にはない利点や効果が多くあります。しかし、強い甘味になれてしまったり、カロリーが低いからと食べ過ぎてしまうと、やはり肥満の原因になってしまいます。
 そして何より、砂糖は人体にとって必要不可欠な役割がたくさんあります。ですから、砂糖と代替甘味料を上手に使い分けることが、とても大切なのです。
−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2007年1月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載
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