はつらつ健康ナビ
家族に優しい食卓&食事
 
 ホームドラマの家庭も様変わりし、昔のように家族そろって晩ご飯、という光景が少なくなったような気がします。これは、現実の家庭の有りようを反映しているからでしょう。
 家族の生活時間帯が合わないため、いつも独りで食事を摂る。そんな「孤食」の子どもが増え、社会的に問題にもなっています。
 食事は、つきつめれば身体を維持するための栄養摂取行動といえますが、決してそれだけではなく、人と人とのコミュニケーションの場として重要な役割を担っています。食卓で、誰と、どんなものを、どんな風に食べるかということは、心をも充足させてくれるのです。家族に優しい食卓や食事とはどんなものなのでしょう。今回は4つの提案をしてみました。
 
食卓の雰囲気作り
暖色系の落ちついた照明は、気持ちをリラックスさせ、食べ物の色を引き立ててくれるそうです。食卓の照明は、白々とした光を放つ蛍光灯よりも、白熱灯が向いていますが、最近は、蛍光灯でも、食卓に向く色も売っています。家具は、くつろいで座れるものを選びましょう。
食器も食事を豊かにする
食器は、食卓の雰囲気を作る要素のひとつです。洗い物が面倒くさいからと、ワンプレートに全てのおかずを盛り付けたり、買ったままのパックではなく、和食・洋食といった食事内容に合わせて、食器を変えると、食卓が華やぎます。盛りつけにも気を配って見ましょう。
食事は身体のモト
ちょっと大変ですが、一週間の朝昼晩の食事を書きだしてみましょう。摂取しすぎているもの、不足しているもの、自分の食生活の偏りがわかることでしょう。食事は身体のモト。好きなものだけでなく、健康も意識した食生活を送りましょう。
やっぱり触れ合いが大切
習い事や部活動、予備校など、家族が顔を合わせる機会は子どもが成長するにつれ減りがちです。時間の合わせやすい週末に、家族そろって食事をしたり、夕食にこだわらず、朝食の時間をゆっくりとって家族団らんの場にするなど、工夫してみましょう。
 
−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2008年1月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載
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