地球環境のために私たちができること
 昨年のノーベル平和賞に、環境問題の重要性を世界中で訴えているアル・ゴア氏(元米副大統領)と、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が選ばれました。これは、地球環境が人類にとって非常に重要な問題になっていることの現われでもあります。
 では、私たちは地球環境のために、何ができるのでしょう。
地球環境は確実に悪化しています
 現在、地球の環境はかつてないスピードで変化しています。これが好転しているのなら喜ばしいのですが、残念ながら悪化の一途をたどっています。環境をよくするために、私たち一人ひとりが、行動しなければなりません。でも−
「環境が悪くなっているのはわかるけど、私たちに何ができるの?」
 そう思われる方、多いと思います。
 確かに、何から始めればよいのか、わからないかもしれません。
 しかし、私たちにもできること、しかも、今日からできることが、たくさんあるのです。
地球環境のために、今日からできること
 では、私たちが地球環境のために家庭で、職場で、そして外出時に、今日からできることの一例をご紹介しましょう。できる範囲で行ってみてください。
家庭でできること
電気を大切に使おう
誰もいない部屋の電気や、ついていないテレビなどの主電源を切るだけでも、地球環境を守るための立派な行動。家の中を点検してみましょう。
また、冷暖房の設定温度に気を配ってみる、冷蔵庫に食品を詰め込みすぎない、電球(白熱灯)から電球型蛍光灯に、電池を充電式電池(二次使用できるもの)に変えてみる、地球環境に優しい発電方法で作られているグリーン電力(「ちょっと気になる500文字」参照)に興味を持ってみるなど、ちょっとしたことがとても大切です。
夏の冷房は28度、冬の暖房は20度がよいとされています。
水も大切に使おう!
手を洗うとき、歯を磨くとき、水をだしっぱなしにしていませんか?また、お風呂の残り湯は洗濯や植木の水やり、打ち水などに使えます。
ゴミを分別する
地域によって違いはありますが、リサイクルできる資源ゴミを普通のゴミとして捨てていませんか?
職場でできること
裏紙は便利!
重要書類はダメですが、不要になった書類や資料の裏をメモ用紙などに使ってみましょう。意外と便利です。
パソコンを省エネモードに
昼休み中、使っていないパソコンに通常通り電源が入っているのはもったいないですね。
外出時にできること
「マイ××」を持とう!
マイ水筒やマイ箸、マイバック(エコバック)などを持てば、自分が排出するゴミをかなり減らせます。
近くへでかけるときは…
自転車やバイクを使わず、徒歩や自転車ででかける。健康的で経済的、しかも地球に優しい。一石二鳥です。
自動車ででかけるときは…
急停車、急発進、駐停車中のアイドリングを、できるだけやめてみましょう。
まだまだあるぞ、できること!
買い物のとき
詰め替え商品を買う
不要なレジ袋や過剰包装は断る
ゴミ削減の第一歩ですね。
自分が住む地域で作られた食材を選ぶ
輸送などで排出される二酸化炭素が削減できます。
リサイクル商品を購入する
古紙やペットボトルなどを再利用して作られたリサイクル商品を積極的に購入してみましょう。
 
掃除をするとき
ボロボロになった衣類やタオルを雑巾にして使う
掃除機を使う回数を減らして、ほうきを使う
 
壊れたものやいらないものも「捨てない」
修理できるものは修理してものを大事に使う
自分が気に入ったからこそ購入したはず。大事に使いましょう。
リサイクルショップを利用
着なくなった服やアクセサリーなどは、リサイクルショップなどを利用してみましょう。
 
読書好きな方は…
マイブックカバー&しおりを持とう!
本を買った際についてくる紙製のブックカバーやしおりが不要になり、ゴミが減ります。
古本屋さんをフルに活用!
いらなくなった本を売ったり、欲しかった本を安く手に入れられたりできます。新刊なら、図書館の利用もお勧めです。
 この他にも、今日からできることは多くあります。皆さんも、「これはすぐできるエコかも!」 と思ったことは、行ってみてください。
 地球の環境悪化は、私たち人間でなければ止められません。未来の自分たちのために、今日から行動してみませんか?
−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2008年2月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載
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