はつらつ健康ナビ
血液検査でわかること
 
血液検査、してますか?
 みなさんは、定期的に健康診断や人間ドックを受けていらっしゃるでしょうか。  
 健康診断や人間ドックでは、様々な検査を行ないます。そのひとつに、血液検査があります。  
 血液検査には、3つの種類の検査(表参照)があり、それぞれ、血液や内臓の異常や疾患などがわかるようになっています。異常や疾患のなかには、生活の質(QOL)を低下させるものや、命に関わるものまであります。こうした異常や疾患を早期に発見し、早めの治療を行なうために、定期的な血液検査はとても重要です。  
 また、治療とまではいかなくても、思わしくなかった数値を改善するための努力、つまり、生活習慣の見直しをするきっかけにもなります。  
 「健康には自信があるから」、「面倒臭いから」など、今まで定期的に健康診断や人間ドックを受けてこなかった方は、これだけ重要な検査である血液検査を受けてこなかったことになります。今年からは年に1回、健康診断や人間ドックを受けるように心がけましょう。
 
血液検査の種類・調べる内容・検査結果から推測される疾患             (表)
一般的な検査 白血球や赤血球、血小板の数など 貧血(悪性貧血や再生不良性貧血、鉄欠乏性貧血など)、白血病、心筋梗塞、甲状腺機能低下症など
血清学的検査 リウマチ因子や肝炎ウイルスの抗原、抗体の有無など 関節リウマチ、膠原病、B型・C型肝炎(急性・慢性)、急性胃炎、急性糸球体腎炎、尿路疾患、ベーチェット病、梅毒、脳出血、がん、心筋梗塞など
生化学的検査 コレステロール値、血糖値、特定の酵素や尿酸の数値など 肝臓の異常・疾患(急性・慢性肝炎、肝硬変、肝臓がんなど)、腎臓の異常・疾患(腎不全など)、甲状腺疾患、高脂血症、動脈硬化、糖尿病、痛風、心筋梗塞など
※健康診断などでは、一部の検査のみを行う場合もあります
(参考資料・講談社「大安心(二訂版・2004年10月)」P297〜299)
−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2008年6月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載
トップページへ戻る