はつらつ健康ナビ
<食べようシリーズ>
菜っ葉の底力
 
 
 菜っ葉とは、野菜のなかでも葉を食用にする葉菜(ようさい)のこと。普段食 べている野菜を考えると、菜っ葉といえるものは、結構ありそうです。みなさん5〜10個は名前をあげられるのではないでしょうか?  
 例えば、ほうれんそう、こまつな、キャベツ、レタス、みずな、ちんげん菜、しゅんぎく、モロヘ イヤ、パセリ、はくさい、しそ……など、私たちの周りには、たくさんの菜っ葉があるのですね。
 さて、太陽の光を浴び、水をぐんぐん吸収して、すくすく育った菜っ葉たちには、どんな栄養や効能があるのでしょうか? 

「菜っ葉に秘められた底力」             

ほうれんそう 
〜貧血予防の心強い味方〜
野菜のなかで最も鉄分が 多い。ビタミンCも豊富なため、鉄分の吸収を助けてくれる。葉に含まれる葉酸は、ビタミンB群とともに造血に働く。旬は冬で、栄養価が2倍に。
 
レタス 〜快眠に導く葉野菜〜
レタスは水分が多いが、ビタミンやミネラルもきちんと含まれている。茎をおったときにでる白い液にはラクッコピコリンという成分が含まれ、これは睡眠に関わるホルモンと似た働きをするといわれる。
 
はくさい 〜高血圧の予防には〜
はくさいには、ナトリウムの排出を促し、血圧を下げる作用があるカリウムが豊富。また、芯に栄養が多く含まれるため、もれなく使いたい。
 
しゅんぎく 〜免疫力を高める〜
しゅんぎくには、カロチンやビタミンCが豊富に含まれるため、身体の免疫力を高めてくれる効果が期待できる。日頃から食事に取り入れよう。
 
キャベツ 〜胃腸に優しい〜
キャベツには胃の粘膜を守るビタミンU(別名キャベジン)が含まれている。ビタミンCも比較的多いが、ビタミンCは熱に弱いため、サラダなどにすると良い。
 
こまつな 〜骨粗鬆症予防に〜
ほうれんそうの5倍ものカルシウムを含むこまつな。骨の強化のために、食事に積極的に取り入れたい。その他の栄養素も豊富。
 
しそ 〜日本のハーブ〜
カロチン、カルシウム、鉄を豊富に含む。また、アレルギー反応を抑制するα-リノレン酸も多く含まれる。爽やかな香りがあり、日本のハーブといえる。
 
モロヘイヤ 〜栄養価たっぷり!〜
カルシウムを始め、食物繊維、カロチン、ビタミンなどが非常に豊富な優秀野菜。葉をちぎったときに糸をひく粘り成分ムチンは、粘膜を強化してくれる。
 
※食餌治療を受けている場合は、必ず医師に相談してください。
 
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