栄養大百科
 
今月の栄養は… 「ビタミンB1」
 
特徴・働き  
 体内で活躍しているビタミンB群。今回は、ビタミンB1をご紹介します。  
 ビタミンB1は、体内で糖質がエネルギーに変わるときに働く酵素をサポートする補酵素としての大切な役目をもっています。このため、ビタミンB1が不足すると、糖代謝に支障が生じて、身体に乳酸などの疲労物質が蓄積しやすくなります。       

 ビタミンB1は、ビタミンAなどと違い、水溶性ビタミンであるため、身体に蓄積することがない分、不足しやすくなります。かつてのように脚気の心配はありませんが、疲労を蓄積させないために、ビタミンB1の含まれた食品の摂取を心掛けるとよいでしょう。
 
<摂取量の目安>
成人男性1.3〜1.4mg 成人女性1.0〜1.1mg 
  
多く含む食材
 ビタミンB1は、熱を加えるとより摂取しやすくなるといいます。B1が豊富な食材を、汁ものなどに取り入れてもよいかもしれません。

豚肉、大豆、ウナギの蒲焼き、穀物の胚芽を豊富に含むもの(玄米や全粒粉など)、かれい、栗など 
 
−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2009年1月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載 
 

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