栄養大百科
 
今月の栄養は… 「ビタミンB2」
 
特徴・働き  
 ビタミンB2は、脂質・糖質・タンパク質が分解されエネルギーにかわる際にサポートする栄養素。また、成長促進にも欠かせないため、「発育ビタミン」ともよばれます。この他、皮膚や粘膜、髪、爪などの細胞の再生や、細胞を傷つけ老化の進行の一要因とされる過酸化脂質を分解、消去する働きもあります。
 
<不足すると…>
だるい、疲れやすい、貧血、口内炎や唇のあれ、皮膚炎や激しいかゆみ、目の充血や眼精疲労、髪のトラブル、子どもの成長障害など
1日の摂取基準(18〜69歳)
男性…1.6(50〜69歳は1.4)
女性…1.2(中期以降の妊婦や授乳婦は少し多めに)(mg)

なお、ビタミンB2は水溶性ビタミン(水に溶けやすいビタミン)であり、過剰症の心配は、まずありません。それよりも、下記のような不足しやすい生活を送っている方は、意識的に摂取するようにしましょう

 
不足を招く習慣
・飲酒過多
 ・激しい運動や労働
 ・抗生物質や精神安定剤、経口避妊薬などを長期間、多量に服用
 ・油っこいものや塩辛いものを好んで食べる など
 
多く含む食材
・レバー、牛乳、卵
 ・ウナギ、カレイ、ズワイガニ
 ・ノリ、ワカメ
 ・干しシイタケ、 キクラゲ、マッシュルーム
 ・納豆、アーモンド、アワビ など
 
−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2009年2月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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