介護の知恵袋

今月のテーマ
「生活にメリハリを!身だしなみを整えよう」  
 
気持ちというものは、自分の身なりを整えるだけでも、随分と変わるものです。 
 例えば、朝起きて、パジャマのままで過ごすのではなく、服を着替えると、気分がしゃんとするのを感じる方も少なくないのでは?  
 介護の必要な方でも、生活にメリハリをつけるために、身だしなみを整えてあげましょう。
 
着替えることの大切さ
前述(左枠内)のように、パジャマから服に着替えることは、私たちの気分に変化を与えます。それは、介護が必要なお年寄り―認知症の方や寝たきりの方にも同じことがいえます。  
 朝起きたら、顔を洗い、着替えをさせることで、昼夜の区別がつき、生活にメリハリを与えることができるのです。着替えの際は、できないところだけ手伝い、なるべく自分で着替えてもらうようにしましょう。時間がかかっても、「自分で着替えられた」ことは、自分に対する自信につながり、意欲の向上にも役立つからです。  
 また、おしゃれをし、身だしなみを整えることは誰の心にも「楽しさ」や「快さ」を生みます。  
 介護が必要なお年寄りの場合、代理で衣服の買い物をする方は、着脱のしやすさも重要ですが、お年寄りの好みをくんで、好きな色や柄を選んでみてください。  
   
 
訪問理容・美容サービス
認知症になっても、今まで髪を染めていた習慣を覚えていて白髪を気にされる方がいらっしやいます。また、髪を切ってもらったことで表情が明るくなるなど、お年寄りの生活の質を高める意味でも、身だしなみを整えることは大切なことです。  
 ひとりでは理容室・美容院に行くことができない場合は、ホームヘルパーに付き添ってもらったり、また、施設や自宅を訪問して、理容・美容サービスを提供する専門の業者もいます。  
 日頃介護サービスを受けている場合は、ケアマネージャーに相談したり、そうでない場合は、お住まいの自治体の役所などに問い合わせてみてください。
  
 
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