介護の知恵袋

「おむつの上手な選び方」

 おむつの交換は一日に6〜7回。介護用おむつは、介護を受けるお年寄の身体の状態に合わせて選ぶことが大切です。病医院で使われている代表的な3つのタイプを参考に、もっとも基本的な紙おむつの選び方をご紹介します。

紙おむつ−3つのタイプ

 座る・立つといった動作ができて、紙おむつの着脱がご自身でできる場合。あるいは介助があればそれらが行なえる方には、普通の下着のように使えるパンツタイプが適しています。自立に向けた準備として、このタイプはリハビリにも利用されています。  

 寝たままの状態が多く、おむつの交換も寝た状態で行なう方の場合は、両脇をテープで留めるテープタイプがよいでしょう。体形に合わせた調節ができるので、介護者にとってもおむつの交換がしやすいと思います。

 尿とりパッドは、元気なお年寄りに軽度な失禁がみられる場合、下着に装着して使われますが、介護が必要な方の場合にも紙おむつと組み合わせて利用されています。この方法はとても経済的です。

 

 

 

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2009年7月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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