目的に合わせた椅子選び

　椅子は本来、ひとつの目的に使用することが望ましい家具とされています。人間が座る姿勢は、その目的によって異なっているためです。 　

　長時間に及ぶ作業をする場合、あるいは、短時間ではあるが力を使う作業をする場合。または、休息のためという場合もあります。

　短時間の使用が多く、力を使った作業をする場合の椅子は、低くて安定性のよいものを選びます。逆に、長時間の使用が考えられる場合には、背もたれのある物を選び、正しい姿勢が楽に維持できるような椅子を選びましょう。

 

リビングのソファー

　休息を目的とした椅子（ソファー）を選ぶ場合、クッションのよく効いているものは、とても気持ちのよいものです。 　

　しかし最近では、モバイルパソコンや携帯ゲーム機などをリビングで使用する、つまり休息でありながら「作業」としてソファーを使用していることが多いというように、使用目的が変化しているケースもあります。

　この場合、あまり柔らかいソファ−を使用していると、知らないうちに姿勢が凝り固まり、それが体調不良の原因となることがあるのです。