栄養大百科

今回の栄養素は、「カルシウム」

カルシウム

 人間の体内に存在するカルシウムのうち、99%は骨を形成しています。残り1%が血液や細胞内に存在し、心臓の調整機能や、筋肉の収縮・弛緩のために使われています。

 厚生労働省の定めるカルシウムの1日の摂取基準は、600mgです。しかし、日本人の1日の摂取量は510mgと基準に達していません。とくに、成人女性の99%はカルシウム不足という報告もなされています。

 カルシウム不足は、骨粗しょう症になる危険性が高まるほか、精神的にイライラしやすくなる、高血圧を招く恐れがあるなど身体に大きな影響を与えます。 カルシウムは、摂取量に対して吸収率が低い栄養素です。日頃から、意識して摂取するようにしましょう。朝食をしっかり摂ることが、ひとつのポイントです。

 

<多く含む食品>

  • 牛乳
  • ヨーグルト
  • チーズ
  • めざし
  • しらす干し
  • えんどう
  • 干しひじき など

 

 

 

 

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2009年10月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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