介護の知恵袋

「ケアプランとケアマネージャー」

介護保険制度の仕組みは複雑です。このため、保険制度を利用して介護を受ける場合には、ケアプラン(居宅介護サービス計画)を作成する必要があります。 さて、ケアプランとはどのようなものでしょうか?

 介護保険制度では、要介護度によって保険料の給付額の上限が決まります。介護を受ける人が、給付額の範囲内でサービスを受けられるようにする。そのために必要なのがケアプランです。

 ケアプランは自分で作成しても構いません。しかし、ケアプランを作成するには、サービスの種類や費用の計算方法、サービスを提供する事業者の情報など、専門知識を必要とします。そこで、居宅介護支援事業者に連絡し、ケアマネジャー(介護支援専門員)に作成を依頼するのが一般的です。ケアプランの作成は10割給付の自己負担なしで利用できます。

 ケアマネジャーは、介護を受ける人やご家族の要望を取り入れながら、ケアプランを作成します。

 

ケアプラン作成・4つのポイント

○介護利用者や家族の希望が反映されているか

○介護利用者や家族の負担が軽減されているか

○経済的に無理のないプランか

○ケアマネージャーの専門的な意見が反映されているか

 

 

ケアプランに基づく介護サービスを利用していて、問題や不都合が生じた場合は、ケアマネージャーと相談したうえで、ケアプランの見直しを行うことができます。

 

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2009年11月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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