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インフルエンザ

 今年は新型インフルエンザが発生し、秋以降には季節性のインフルエンザと新型インフルエンザが重なって流行するものと考えられています。

 インフルエンザに感染している可能性がある方が医療機関を受診するときに、知っておいていただぎたいこと…そのことについて、厚生労働省から、『「インフルエンザかな?」症状がある方々へ』と題された手引きが発表されました。感染が疑われる場合、どのようなことに気をつければよいのでしょうか?

 

Q.熱がでていてせきもあります。医療機関に受診する必要がありますか?

A.必ず受診しなければならないわけではありません。ただし、重症化するリスクがある、次の持病がある方は、なるべく早めに医師に相談しましょう。

 さらに、次に該当する方も、インフルエンザが重症化する例が報告されています。早急に受診するとともに、普段から感染予防を心がけ、かかりつけの医師に、発症時の対応について相談しておきましょう。

 また、上記に該当しない方でも、次のような症状を認めるときは、すぐに医療機関を受診してください。

≪子ども≫

≪大人≫

医療機関を受診することにしました。注意点を教えてください。

A. まず医療機関に電話をして、受診する医療機関の発熱患者対応の診療時間や入り口、受診時間などを聞きます。

 妊娠している方は、かかりつけの産科医師に電話をして、受診する医療機関の紹介を受けましょう。

 呼吸が苦しい、意識がもうろうとしているなど症状が重い方は、救急車(119番)を呼びます。その際、必ずインフルエンザの症状があることを伝えます。

 どの医療機関を受診したらよいか分からない方は、保健所などに設置されている発熱相談センターに電話をして相談してください。

 

症状が治まりました…

A.新型インフルエンザについては、発熱などの症状がなくなってからも、数日間は感染力が続く可能性があることが明らかになっています。完全に感染力がなくなる時期については明らかでなく、個人差も大きいといわれています。少なくとも、熱が下がってから2日目までは外出しないように心がけましょう。また、あなたが新型インフルエンザに感染していると診断されている場合や、あなたの周囲で新型インフルエンザが流行している場合には、発熱などの症状がなくなっても、周囲の方を守るため、発熱やせき、のどの痛みなど症状が始まった日の翌日から7日目までは、できるだけ外出しないようにしてください。

 

 

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2009年11月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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