はつらつ健康ナビ

家事で「脳」を鍛える

 脳」を鍛えると聞いて、どんな「脳トレーニング」を思いつくでしょうか。机の上での勉強や読書も、もちろん脳の活動を活発にしてくれますが、日常生活のなかにも脳トレーニングのヒントがたくさんあふれています。毎日の生活のなかで、楽しく「脳トレ」してみませんか?

脳トレ

 毎日行なっている家事。この家事が脳のトレーニングになります。例として料理をあげてみましょう。

 料理をするには、献立や調理手順を考えたり、盛り付けを工夫するなど、頭を使います。とはいえ、「頭を使う」ことだけが脳を活性化させるというわけではありません。さらに、手を使うことでも脳は刺激を受けるのです。また、料理をしようという「意欲」や、楽しい・おいしいという「感情」も、脳への刺激になります。

 実際に、ある実験によると料理をしているときは脳に血流が増え、前頭前野とよばれる部分が活性化して、脳が活発に活動することが確かめられています。 高齢の方であっても、または子どもであっても、このような刺激を受けるときに脳の機能は向上します。

 そして、大事な点はこのような家事を「楽しんで」行なうこと。料理に限らず、日常生活のなかで行なう家事に小さな楽しさを探してみてください。

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2009年12月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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