はつらつ健康ナビ

暖房の使い方

 冬場には欠かせない暖房器具。その使い方・選び方には、ちょっとしたコツがあります。より健康的で快適に冬を過ごすために、今回は、その方法をナビゲートします。

 

部屋の環境・用途によって使い分ける

 最近では、住宅の機密性が高まってきました。暖房器具は今でも、エアコンやストーブが主流ですが、部屋の空気の汚れや乾燥が気になるところです。

 このため、居間など、生活の中心となり長時間暖房する必要のある場所では、温風を発生しないパネル式のヒーターや床暖房に、人気が集まっています。

 書斎など、デスクワークをメインに行う部屋では、部屋の湿度を上げすぎてしまう傾向があります。こうした部屋では、電気式の足温器を利用して、下半身を温かくするように工夫してみましょう。

 キッチンなど、身体を動かしていることの多い場所では、室温を低めに設定します。その分、小型のストーブなどを利用して、足元を暖めるようにするとよいでしょう。

 

部屋の温度・湿度を快適に保つ

 暖房の適温は18〜23℃とされています。室温を高くしすぎると、室外との温度変化が急激すぎてしまい、自律神経の働きを乱すことも。

 ちなみに、ウォームビズを提唱している環境省では、室内の暖房設定温度は20℃を推奨しています。もし、寒く感じるようならば、洋服をもう1枚重ね着してみましょう。体感温度が1〜2℃違ってきます。

 部屋を快適に暖めるには、温度だけでなく、湿度に注意しましょう。乾燥した部屋より、湿度が50〜60%に保たれている部屋のほうが暖かく感じられます。これは、乾燥肌対策にもなります。

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2010年11月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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