生活ほっとニュース

ハブ空港

 羽田空港(正式名称=東京国際空港)に、2010年、国際線の新ターミナルと新しい滑走路が開業しました。これにより今後、アメリカ、カナダ、欧州、アジアの17都市への国際定期便と、国内48都市に張り巡らされた航空ネットワークが繋がります。

 羽田空港は成田空港と比べて、都心からのアクセスが便利なうえ、24時間運用できる強みがあります。このため、新たなハブ空港として期待する声が、地方からもあがっています。

 ちなみに「ハブ空港」とは国際線・国内線が数多く集まり、旅客機を乗り換えて別の国や地方郡市に行くのに便利で、移動のための拠点となる空港のことです。

 自転車の車輪を思い浮かべてください。「ハブ」とは、車輪の中心にある車軸のこと。車軸を拠点空港にみたて、スポークが四方に伸びている姿が、空の路線網と重なります。ここから、拠点となる空港は、ハブ空港と呼ばれるようになりました。

 ただ、羽田空港の国際化には、いくつかの課題もあるようです。敷地の制約による滑走路の構成が航空管制に難易度の高い運用を強いていること。また、航空需要が低迷するなか、海外の空港に比べて割高となっている空港利用料金をどうするか、など。

 羽田空港が、海外のハブ空港にこれからどう追いついていくか、注目されます。

 

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2010年12月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

トップページへ