はつらつ健康ナビ

冷房の上手な使い方

 エアコンの温度は28℃に設定しましょう‥‥‥このことは、難しいと感じる方も多いようです。とはいえ、震災の影響による電力不足が心配されるため、できれば、省エネを通じて社会貢献をと考える方も少なくありません。どうすれば、エアコンの設定を28℃にして快適に過ごせるでしょうか。その鍵は、“湿度”にあります。

湿度を下げる

 エアコンは、取り込んだ空気を冷却し、空気に含まれている水分を結露させ、水にして屋外に排出します。そして、水分を減らした冷たい空気を部屋に戻します。この機能に関しては、冷房・除湿とも同じです。つまり多くの場合、エアコンの除湿は「弱冷房」なのです。

 エアコンを上手に使うには、できるだけ湿度が50%〜60%になるように、始動時は設定湿度を下げて強冷房を行ないます。個人差はありますが、湿度を50%程度に保つことができれば、室温28℃でも暑さを感じないといわれています。

快適に省エネ

 湿度が下がったら、設定温度を28℃にしましょう。省エネを目指すなら、温度にも注意して、除湿(弱冷房)を使うのもよいかもしれません。

 風向きは水平方向に向ける(冷たい空気は下側に溜まるため)、フィルターの清掃はまめに行なうなど、エアコンの性能を十分に生かすようにしましょう。扇風機を併用して空気の循環を積極的に促すことも、快適さと省エネを両立させるポイントです。

 

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2011年7月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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