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ファミリーサポート制度

育児休業基本給付金などの制度を利用して、積極的に育児を行なう男性を意味する「イクメン」。昨年の流行語大賞にもなりました。日本人男性の家事・育児に使う時間は、週平均1時間という状況にあります。こうしたことから、親しみやすい言葉を使って社会全体の意識変化を促すことには、とても意味がありました。

今年はさらに進んで、定年退職を迎えた団塊世代に、孫世代にあたる子どもたちの育児に参加してもらおうという動きも出てきています。 「イクジイ」(語感はあまり良くありませんが)というユニークな言葉も生まれました。

子育ては、両親のどちらかが専業で行なったとしても、大きな負担がかかります。育児ノイローゼによる痛ましい事件が後を断たないなか、多くの人が協力して子育てに取り組む、そうした地域づくりが必要です。

皆さんは、全国600あまりの自治体で実施されているファミリーサポート制度を、ご存知でしょうか?

ファミリーサポート制度は、子どもの送迎や一時的な預かりなどを依頼したい会員とそれを援助したい会員を、行政が調整して結びつけるサービスです。援助する方は、一昔前の同居する祖父母の役割を担当するようなイメージといえるでしょう。現在、この制度を活用し、元気な高齢者の方にも育児に参加してもらうことが大いに期待されています。

 

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2011年9月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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