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太陽光発電

東日本大震災以降、原子力発電から、太陽光、水力、風力、地熱など、自然エネルギーによる発電への転換が改めてクローズアップされています。大規模発電の話題が中心ですが、太陽光発電に関しては家庭で発電設備をもつことが可能です。地球環境とエネルギー利用。今回は、太陽光発電をナビします。

太陽光発電の基礎知識

太陽光発電は、CO2の排出量が少なく、環境に優しいクリーンなエネルギーとして、常に注目されてきました。

ご存知のように、太陽光発電は太陽の光をエネルギーとして発電に利用し、日中に使う電力の供給を行ないます。

夜間の使用電力に関しては、従来のように電力会社が供給する電気を利用します。日中に発電した電気を蓄電して夜間に使いたいところですが、充電器はコストが高くて耐久性が低いことから、現在のところあまり実用化されていません。とはいえ、昼間の発電で余った電気を電力会社が買い取るシステムになっているため、電力使用料金を低く抑えることができます。

一般家庭における太陽光発電の導入率は、全国平均でみると約1%程度。このため日本では、国や自治体が、太陽光発電の設置に対して補助金の助成を行なっています。

太陽光発電の導入費用

太陽光発電の導入費用は、発電量やその他の条件によって大きく異なります。

平均的な一般家庭の場合、4kWの出力を持つ発電システムであれば、消費電力のほとんどはまかなえるとされています。そこで、この数値をモデルにすると、約250〜350万円ぐらいが導入費用の目安となるでしょう。

太陽電池パネルの寿命は約20年と想定されています(その他の部品は10年程度)。維持費によって変わってきますが、太陽光発電開始後の電気料金と従来の電気料金との差額を考えると、太陽光発電の導入費用は約20年で清算できるとの試算もあります。

 

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2011年9月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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