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LED

エジソンが、実用的な白熱電球を発明してから、およそ130年。一昨年、白熱電球の製造を止めてLED電球の生産に切り替えたという大手電機メーカーのことが、話題になりました。またこの夏、LED電球のほうが白熱電球よりも家電量販店において販売数量が多かったという調査も発表されました。

LEDは電気を通すと発光する半導体です。発光するときの消費電力が少ないことや、発熱量が少なく、耐久性も高いといった特徴があります。このため、電化製品におけるスイッチのON表示や電光掲示板、信号機など、おもに光による表示を目的とする用途に広く利用されてきました。

その一方で、発光するときの明度が低いという問題があり、照明としての利用に関しては普及が遅れていました。また、LED電球は、従来品よりも高価な商品だったこともネックになっていました。

その後、技術革新が進み、40〜60Wクラスの白熱電球の明るさに匹敵するLED電球が、以前より低下価格で開発・販売されるようになります。この2年ほどの間の出来事です。これにより普及は一気に進みました。

LED電球は白熱電球に比べて、70〜80%も消費電力を削減できるとされています。いくつかの課題もありますが、省エネへの関心から照明器具は、LEDが主流へと大きく変わっていくようです。

 

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2011年10月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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