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手湿疹(主婦湿疹)を改善したい

手湿疹は、水(お湯)を頻繁に使うことで、手の皮膚の表面にある皮脂や角質が落ちてしまうことで起こります。炊事や掃除、洗濯で水(お湯)を使う機会の多い主婦によく見られるため、主婦湿疹ともよばれています。

手湿疹の改善 ――薬物療法

手湿疹は「乾燥型」と「湿潤型」に分けられます。乾燥型は皮膚がカサついてひび割れが生じ、湿潤型は、小さな発疹や水ぶくれができるのが特徴です。(この二つの症状が同時に現れる場合もある)。治療には薬物が用いられますが、乾燥型か湿潤型かで使用する薬が異なります。

乾燥型は保湿剤による治療がメインとなります。保湿剤は一日に何度も塗ることができるので、水仕事のたびに使用するといいでしょう。

湿潤型の場合は、おもにステロイド外用剤が使用されます。ステロイド外用剤は用法が決められているので、注意して使用してください。

手湿疹は、早めの治療行うことが効果的です。酷くなるまで我慢をしないで、専門医を訪ねるようにしてください。

手湿疹の改善 ―-水仕事の方法

治ったと思っても再発しやすいのが手湿疹です。再発を防ぐためには、水仕事の方法を改善する必要があります。

まず、水仕事をする場合は、ゴム手袋を使用すること。ゴムが手荒れの原因になるときは、木綿の手袋をはめてから、ゴム手袋をするとよいでしょう。

食器や調理器具の洗浄の仕方にも注意が必要です。料理に、油や刺激物を多く使用したときは、できるだけ汚れをさっと落とせるような工夫をしましょう。

手湿疹には、水仕事を休むことも有効な改善対策となります。水仕事を交代で行うなど、ご家族の理解を得ながら、少しでも手の負担を減らすような方法も検討してみてください。

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2013年4月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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