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食中毒 気を付けるべきポイントは?

食中毒対策の基本は、食中毒菌を@つけないA増やさないB殺菌する。細菌による食中毒が増える夏場はとくにBの「殺菌する」が大きな鍵となります。  ほとんどの細菌は、75℃以上で1分間加熱すると死滅します。夏場は冷たい料理が美味しい時期ではありますが、加熱していない食品はできるだけ避けるようにしましょう。  新型インフルエンザの流行を境に、アルコール消毒のスプレーが置かれているのを様々な場所で見かけるようになりました。アルコール消毒は最近にも有効です。  ただし、アルコール消毒には重要な注意点があります。それは、アルコール消毒が効きづらいウイルスが存在することです。食中毒の原因となるノロウイルスもその一つ。アルコール消毒は多くの場合スプレーで使用しますが、吹きかけただけで安心しないで、しっかり手洗いもしましょう。

食中毒対策の隠れたポイントは体調管理

食中毒は、食品に付着した細菌やウイルスが腸内で増加することで起こります。このことは、身体に抵抗力があれば、腸内での増殖を抑えることができるので、食中毒の重症化を防ぐことができることを意味しています。くれぐれも、体調管理を怠らないようにしてください。  とはいえ、高齢者や幼児・児童、あるいは何らかの病気を患っている人は、身体の抵抗力にも限界があります。食中毒は、悪化すると命に危険がおよぶので、急な腹痛や下痢、また、発熱や嘔吐といった症状が起こった場合、早めに病医院を受診するようにしましょう。

−すぐに役立つ暮らしの健康情報−こんにちわ 2013年6月号:メディカル・ライフ教育出版 より転載

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