南東北 2005年9月

トピック
☆心肺蘇生術に挑戦
「賑やかに救急の日イベント」
病院では脳卒中の救命講演会も
 9月9日の「救急の日」にちなんで、総合南東北病院では9月3日(土)午後1時から郡山市日和田町のショッピングモール「フェスタ」で、また午後5時からは病院で記念イベントを行い、買い物客など大勢の市民が訪れました。
 フェスタでのイベントは@心肺蘇生法の体験A血圧と体脂肪率の測定B各種健康相談コーナーC眼科の無料相談D介護相談コーナーなどが設けられ、病院から管桂一副院長はじめ看護師など30人が詰めかけ、風船を配りながら素早い救急対応術の重要性をPR、いろんな相談にも応対しました。会場には人工呼吸用の人形が置かれ、子ども連れのお母さんらが心肺蘇生術に挑みました。
 また、同日午後5時からは病院北棟1階のNABEホールで救急講演会が開催されました。予防医学センター長の小泉仁一先生が「脳卒中のチーム医療〜病態・治療・予防、そして介護〜」の演題で、緊急を要する脳卒中の救命でのチーム医療などについて講演しました。続いて栄養管理科の長谷川明子管理栄養士からは、食事による健康管理についての講話がありました。

管先生の指導で心配蘇生術に挑戦する子供たち NABEホールで開かれた脳卒中の救命講演会
 
☆南東北医療クリニック・ヘリポートから第1号
「防災ヘリで患者移送」
 9月15日正午すぎ、南東北医療クリニック屋上にあるヘリポートからしばらくの間、爆音が響き渡りました。同ヘリポートからの患者移送第1号が行われたためです。
 9月はじめ南東北医療クリニック小児心臓外科に、いわき市の磐城共立病院から生後2ヶ月の男の赤ちゃんが救急車で搬送されました。心臓手術を受けるためです。そしてこのほど手術が行われましたが、人工呼吸器を付けた手術後の赤ちゃんを車でいわき市に搬送するのは、振動や時間的にとても無理です。そこで総合南東北病院では14日に郡山消防本部を通じて県の防災ヘリによる搬送を要請したところ、15日正午にヘリコプターが飛来し患者様をいわき市まで搬送することが決まりました。
 15日12時に福島空港を飛び立った防災ヘリ「ふくしま」は10分後にクリニック上空に到着、ヘリポートに着陸しました。ただちに待ちかまえた病院職員によって担架に乗せられた赤ちゃんが運び込まれ、15分後に磐城共立病院を目指して飛び立ちました。20分後にはいわき市に到着、無事病院に搬入されたそうです。
 総合南東北病院では、既に開成山からの患者移送は行っていますが、医療クリニック・ヘリポートからは今回が初めてとなります。今後も大いに活躍する方針です。

県防災ヘリ「ふくしま」に患者様を急ぎ搬入
南東北医療クリニック・ヘリポート


☆10月の医学健康講座
「白内障の手術」
 総合南東北病院で毎月開いている医学健康講座の10月講座は10月20日(木)午後2時から病院北棟1階のNABEホールで開催されます。講師は南東北眼科クリニックの森田一之先生で「当院での白内障手術の流れ」の演題で高齢者を中心に増えている白内障の治療について、分かりやすく解説します。郡山駅前から午後1時30分に送迎バスが出ます。帰りは3時40分病院発です。


「患者様から礼状」
 入院中は本日まで大変お世話様になりました。特に食事に関して100点以上の点数をあげたいほど、居心地の良い期間でした。私は消化器の病で三度も切除しており、職業柄京都の料亭料理を数十年食し、現在は自分で炊事をしなければ満足出来ず、家内の介護をしながら二人で満足しておりますが、当院の食事はありふれた食材で減塩をしながら味付けは美妙であり、一週間一点として残すところ無いのは京都料亭の板長クラスでございました。ここに厚く御礼申し上げます。
 私は渡邉理事長と同じ郡山北RC会員ですが、ロータリーで「ニコニコ献金」といって、嬉しい時、世話になった時に気持ちだけの献金を扱っております。このロータリーを病気欠勤しておりますので、この感謝の気持ちを当院の賄い関係者に届けたい、と思うほどです。今後の健闘をお祈りします。
(郡山市内 M・N生)

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