南東北 2006年9月

 
トピック
☆新しい型のフィットネス
「メディウエル」が誕生
 総合南東北病院を運営する(財)脳神経疾患研究所では先に八山田3丁目地内に完成した新型の福祉施設「L−CUB」内に設けられたフィットネスの「メディウエル」を運営していくことになりました。
 メディウエルはフィットネスクラブの一種ですが、専門スタッフによる医学的な診断と、運動トレーニング指導を兼ねた、新しい型の施設です。従来のフィットネスのイメージと異なり、健康が気になる世代を主なターゲットにして無理なく運動を行います。いま騒がれているメタボリック症候群の解消や、一家の大黒柱のご主人を突然死から守るための健康維持に役立てよう、という施設です。
 この運営開始を記念して、このほど開催された特別講演会では総合南東北病院予防医学部門長の小泉仁一先生が「あなたは大丈夫?メタボリック・シンドローム」の演題で講演、高脂血症・高血圧症・高血糖の3つのうち、2つが該当すればメタボリック・シンドロームの有病者、1つでも該当すれば予備軍で、放置しておけば心筋梗塞や脳卒中、糖尿病など生活習慣病になる危険性が高いことを強調されていました。メディウエルでは現在、第1次会員募集を行っており、また随時、見学を受け入れています。
☆サマーコンサート
病院ボランティアの「紙ふうせん」コンサート
 総合南東北病院や南東北医療クリニックで活躍中の病院ボランティア「紙ふうせん」では患者さんを慰めようと、8月5日(土)午後2時から北棟1階NABEホールでサマーコンサートを開催しました。今回はFCT少年少女合唱団と藤間紫とみ教室の生徒が訪れ、合唱と日本舞踊で大勢の方々を楽しませました。
 会場には入院患者さんはじめ、ゴールドメディアの入所者さん、本院通所リハビリに通う利用者さん、外来の患者さんやご家族など沢山の方が詰め掛けました。中には子どもたちの演奏や踊りとあって本当に楽しみにしていた方もいらっしゃいました。
 FCT少年少女合唱団のみなさんは浴衣を着て「かごめかごめ」や「村祭」など8曲を踊りとともに歌い上げました。また「ふるさと」を患者さんの隣で歌い、患者さんが大きな声で一緒に歌う姿も見られました。藤間紫とみ教室の生徒さんたちは1人ずつ舞を披露し魅了していました。盛り上がったコンサートは盛大な拍手に包まれました。

盛り上がった
「紙ふうせん」サマーコンサート
☆矢吹町 町民のがん検診で
新たにPET健診導入
 西白河郡矢吹町では町が行っている町民の生活習慣病予防検診で、がん検診の内容を充実させるため、新たにPET(陽電子放射断層撮影装置)による健診を加え、がんの早期発見・早期治療を図っていくことになりました。そして今年度分として8月11日まで町内で募集した結果、41人が応募し9月から11月の間に健診を受けることになりました。
 この制度は、平成19年4月現在で満50歳、55歳、60歳になる町民を対象に希望者を募って、45人を限度に1人3万円を助成、総合南東北病院(南東北PET・ガンマナイフ高度診断治療部門)でPET健診を受ける制度です。県内市町村では初めて。検査内容は
@充実コース(PET、MRI、CTなどの画像検査、血液・尿検査など)
Aすこやかコース(PET、CTの画像検査、血液検査など)
の2コースに分かれ、個人が選択します。
 矢吹町役場では検査費用が高額なため、働き盛りの比較的がん発病率の高い年齢に絞って45人のワクを設け、希望者に助成してがん健診を受けさせる制度を考え出しました。このほか同町では前立腺がんの検診も同じ年齢の町民を対象に無料で実施します。
☆患者さんから礼状
心のこもった白衣の天使ばかり
 総合南東北病院には日頃から大変お世話さまになっています。今回は感謝とお礼の気持ちで一筆書かせて頂きました。
 5月初めに15病棟に入院させて頂いた患者の妻です。毎日の病院での生活の中で、ナースの皆様の心のこもった暖かいお言葉、またお世話して下さる態度1つ1つに妻として頭が下がる思いでした。病気とは言え、我がまま放題の主人をなだめすかし優しくして下さり、主人も日一日と回復に向かい、お蔭様で5月下旬に無事退院して会津のホームに戻って参りました。ホームの方々にも良くして頂き、元気になっています。
 何回も言うようですが15病棟のナースの皆様は正に白衣の天使です。大変な御仕事ではありますが、患者様の1日も早い回復を願って御仕事にお励み下さいませ。ナースの皆様の健康をお祈りして御礼と感謝の気持ちと致します。本当にありがとうございました。
(会津にて K・Kさん 女性)
☆10月の医学健康講座 
糖尿病による目の合併症を学ぶ
 総合南東北病院が毎月開催している医学健康講座の10月講座は10月19日(木)午後2時から病院北棟1階のNABEホールで開かれます。演題は「糖尿病網膜症について」で、南東北眼科クリニックの小林奈美江副院長がお話します。いま増えつつある糖尿病で怖いのはその合併症です。とくに目の網膜の毛細血管に糖尿病の影響が出ると最悪の場合、失明にも繋がります。こうした病気を未然に防ぐ勉強が大切です。当日は郡山駅前から午後1時30分に送迎バスが出ます。帰りは3時50分病院発、駅前まで行きます。
医学健康講座年間スケジュールははこちら>>>
☆PET・ガンマナイフ 市民公開講座の日程
10月 15日(日) 群馬県館林市館林文化会館
11月 12日(日) 総合南東北病院北棟1階NABEホール
18日(土) 東京・日本橋三越劇場
25日(土) 千葉県成田市(会場未定)
12月 3日(日) 二本松市東和町文化センター
10日(日) 場所未定
16日(土) 栃木県矢板市文化センター
 
 
 
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