南東北 2006年12月

 
トピック
“おいしい朝ご飯を!” 子供の健全成長めざし論議
すこやか子ども食育健康フォーラム
 11月18日(土)午後1時から総合南東北病院北棟NABEホールで「第3回すこやか子ども食育健康フォーラム」が開催され約60人が来場しました。朝食の欠食、肥満や糖尿病の増加など、子どもの「食」が緊急事態を迎えている現在、子どもたちのすこやかな成長のために、大人が「食」に対する正しい知識を身につけることを目的として開催されたものです。
 午後1時から村田光範先生(東京女子医科大学名誉教授・和洋女子大学客員研究員)による講演「今の子どもの生活習慣と健康障害」がありました。村田先生は「食べて体を動かすということを子どもに教えてください」と述べ、肥満や糖尿病の予防のために今すぐ出来ることとして
@早寝早起き・おいしい朝ごはん
A30分以上歩くこと
B身長と体重の発育曲線を描く習慣を身につけよう
の3つのことを来場者に呼びかけていました。
 その後、橋本恵久子先生(社団法人全国学校栄養士協議会 須賀川第三小学校主任栄養技師)を座長に、泉政子先生(社団法人学校栄養士協議会福島支部 支部長)、酒井良枝先生(郡山市立中学校第二給食センター)、中牟田成美先生(総合南東北病院栄養管理科 科長)、橋本令子先生(和洋女子大学家政学部健康栄養学科)をシンポジストに迎えて、「子どもの食育について考える〜学校・病院・教育の立場から〜」という内容のシンポジウムが行われ、違う立場の4人が活発に意見交換を行いました。また、会場のエントランス・ホールでは「お弁当バイキングをやってみよう」と題した展示もあり、ホールに並べられた食材の模造品を使い、多くの人が自分なりのお弁当を作って、栄養士から栄養バランスのアドバイスを受けていました。
子どもの食育で活発に論議した
シンポジウム
自分なりの弁当を作ってみる
参加者たち
☆さらに5施設が取得
南東北グループのISO
 一般財団法人脳神経疾患研究所の傘下にある総合南東北病院と老健施設ゴールドメディアは国際標準規格である「ISO9001(2000年版)」の認証を取得していますが、今回さらに5つの附属事業所がISOの認証を取得しました。これで財団附属の事業所のほとんどがISO企業となりました。渡邊一夫理事長のもと、財団附属の各施設ではさらにISO規格に基づいて、患者さんへの医療・福祉サービスの向上と、事故などの防止に一丸となって邁進することにしています。
 今度新たに認証を取得したのは「南東北医療クリニック」「南東北眼科クリニック」「予防医学研究センター(人間ドック)」「南東北通所リハビリテーションセンター(病院通所リハ)」そして「南東北居宅介護支援事業所」の5事業所です。7月20日と21日に日本能率協会審査登録センターによる特別審査を受けました。1年以上も前からISOに沿った日常業務を進めてきていただけに、審査は順調に進み、認証取得が確実視されていました。12月に入って「書類審査、実地審査の結果、2006年10月10日に審査登録証が発行された」との知らせが入り、登録証が届きました。
☆総合福祉センター
今年もイルミネーション輝く
 総合南東北福祉センターの正面中庭などに12月2日(土)夜から恒例のクリスマスのイルミネーションが輝きはじめました。今年はモミの木を中心に3体のイルミネーションによるトナカイがいるほか、交流サロンから見上げるとケアハウス食堂の中庭にも、さらにラウンジ外側にも雪だるまが輝いています。利用者さんも訪れる方々も「雪が降れば、もっと綺麗になるよ」と温かい光を放つイルミネーションに見とれています。
 これより先、11月24日(金)には正面入り口に大きなクリスマス・ツリーが飾られています。毎年、利用者さんと職員が飾りつけをしており、今年も「飾らせて」と大勢の利用者さんが集まりました。
☆病院ボランティアの方々
須賀川診療所を慰問
 11月9日(木)午後2時から須賀川市にある当院附属須賀川診療所の通所リハビリテーションに、当院ボランティアグループ「紙ふうせん」が歌と踊りの慰問に訪れました。
 最初に踊り2曲を披露、次に渡辺史子さん(紙ふうせん)の歌5曲があり、最後にまた踊り2曲というプログラムでした。歌の合間には、渡辺さんが以前バスガイドをしていたということで、東京案内をする場面も見られました。また、スタッフも一緒に踊るなど、楽しい時間を過ごしました。利用者さんからは「今日は目の保養になり、若返った気分になりました。歌や踊りは健康回復に一番です」との嬉しい感想も聞かれ、利用者さんだけでなく、慰問に訪れたボランティアも双方が楽しめた会になったようです。

「紙ふうせん」のメンバーが
踊りを披露
☆放射線科から検査でお願い
 「コンタクトレンズの中には、酸化鉄など金属を含むものがあり、着用したままでMRI検査を受けると、発熱などにより角膜や眼球へ障害を与える可能性がある」という情報が伝えられています。実際、コンタクトレンズ会社によっては、添付文書に「MRI検査時はコンタクトレンズを外すよう」記載されているものもあります。現在市販されている全てのコンタクトレンズが安全かどうか、は分からないのが現状です。
 そこで、当院では「100%安全な状態でないため、頭部・頚部のMRI検査時にはコンタクトレンズを外した状態」で検査を行いますのでお知らせします。従ってコンタクトを外す際の容器と溶液について、放射線科でもある程度は用意しておりますが、MRI検査の際は保存ケースを持参して頂いて検査を受けるよう、お願い致します。
☆1月の医学健康講座
花粉症について
 総合南東北病院が毎月開催している医学健康講座の平成19年1月の講座は1月18日午後2時から病院北棟1階のNABEホールで開かれます。春を前に花粉症の季節を迎えるため、今回は当院耳鼻咽喉科の今野昭義先生が「花粉症との上手な付き合い方」と題してお話します。今野先生は前千葉大学医学部教授でアレルギー治療の日本でも有数のドクターです。ぜひご聴講下さい。当日は午後1時30分に郡山駅前から送迎バスが出ます。帰りは病院発3時50分です。
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