南東北 2007年2月

 
トピック
1月1日付けで制定 サービス向上の“憲法”に
南東北グループ憲章
 「すべては患者さんのために」を院是とする南東北グループでは、この院是をキチンと実行していくために、平成19年1月1日付けで新たに「南東北グループ憲章」を制定しました。グループの全施設で働く職員がこの9原則を常に身につけて、患者さんのため、より良い医療・福祉サービスを実現していきます。新憲章は次の通りです。

 わが国は21世紀に入り、超高齢社会が進んでいく中、保健、医療、福祉の分野においても大きな変革の時を迎えています。
 国民の二−ズも多様化しており、これらの分野に携わる私たち医療人、福祉人は、次の9原則に基づき、国の内外を問わず人権を尊重し、関係法令、国際ルール及びその精神を遵守するとともに、社会的良識を持って行動し、もって、国民の安全、安心に寄与するものとします。
1 個人情報の保護に十分に配慮するとともに、患者さま、利用者さまの満足と信頼を得る南東北グループを目指します。
2 常に危機管理に配慮し、不測の事態の回避に努めます。
3 報告、連絡、相談、確認、迅速、実行を怠らず、常にグループ内の連携を密にし、情報の共有化を図るよう努めます。
4 有能な人材の確保・育成を図り、グループの限りない発展に努めます。
5 職員は南東北グループの一員であることを自覚し、規律を守り、品格を重んじ、責任ある行動に努めます。
6 職員の多様性、人格、個性を尊重するとともに、安全で働きやすい職場環境を確保し、ゆとりと豊かさの実現に努めます。
7 良き医療(保健、福祉)集団として、積極的に社会活動に貢献します。
8 最高責任者は、本憲章の精神の実現が自らの役割であることを認識し、率先垂範のうえ、南東北グループ内に徹底するとともに、取引先に周知させます。また、患者さま、利用者さま及び職員の声を常時把握し、実行ある組織体制の整備を行うとともに、企業倫理を徹底します。
9 本憲章に反するような事態が発生したときは、最高責任者自らが問題解決にあたる姿勢を内外に明らかにし、原因究明、再発防止に努めます。また、社会への迅速かつ的確な情報の公開と説明責任を遂行し、権限と責任を明確にしたうえ、自らを含めて厳正な処分を行うものとします。
☆職員約100人が参加
真剣に火災避難訓練
 12月21日(木)午後2時から総合南東北病院の8病棟などで火災避難訓練が行われ職員約100人が参加しました。全体説明のあとに消火器の取り扱い、8病棟での避難訓練、反省会という流れで行われました。
 消火器の取り扱いは第22駐車場に移動して行われ、消火器を扱った事のない人が積極的に
取り組んでいました。8病棟の避難訓練では、職員が車椅子・独歩・担架の患者さんなどの役割を分担して、実際に病室から避難しました。また8病棟や7病棟の患者さんや通所リハビリテーションの方々にも協力していただきました。火事の発報があってから9分以内に避難しなければならない中、避難完了まで7分54秒という好記録でした。
 講評にあたった小野寺慶七常務理事・鈴木恒子看護部局長・渡邉貞夫施設課長から「指示の声を大きく。放送が遅い。誘導者同士の声かけをもっとしっかり」などの厳しい意見が多く出ましたが「一生懸命やっていたのがよかった」とのお褒めの言葉もありました。

懸命に患者さんを運び出す訓練
☆県体育協会
渡邉理事長がスポーツ功労賞に
 渡邉一夫理事長が平成18年度福島県スポーツ功労者として県体育協会から表彰を受けました。12月20日に福島市で行われた表彰式の席上、表彰状とメダルが授与されたものです。渡邉理事長は平成6年から県南体操協会会長、県体操協会副会長を務め、平成6年の全日本体操競技選手権大会や平成7年のふくしま国体に功績があったことが認められ今回の表彰となりました。
☆350人がつめかけ大盛況に
「痛み・しびれ」で公開講座
 2月12日(月)午後1時から総合南東北病院北棟のNABEホールで、当院協賛の市民公開講座「痛みの診断と治療の最前線−頭痛・腰痛・しびれについて−」が開催されました。当日は、頭痛や腰痛・手足のしびれといった身近なテーマだったためか、178人収容の会場に約350人の市民が詰めかけ会場が満杯となりました。
 伊藤康信先生(総合南東北病院 副院長)が座長を務め、講演1「がんこな頭痛の診断と治療」を山本悌司先生(脳神経疾患研究所 神経科学研究所 所長/福島県立医科大学 名誉教授)、講演2「手のしびれと腰痛の診断と治療」を中川洋先生(脳神経疾患研究所 脳脊髄疾患研究所 名誉所長/愛知医科大学名誉教授/日本脊髄外科学会理事長/特定非営利活動法人 脊髄疾患治療研究機構 理事長)がお話ししました。先生方のわかりやすい解説に、参加者はメモを取りながら熱心に勉強していました。質疑応答では、自分の症状についてのアドバイスを求める声が多くあり、先生方は丁寧に答えていました。
聴講者で会場が埋めつくされた
講演会
☆患者さんからの礼状
配膳室の皆様へ
 入院中はいろいろとお心遣いを頂きまして、ありがとうございました。一患者の私のために親身も及ばぬほどにお考え下さり、感涙いたしました。おかげさまで不安も減少し、こころ穏やかに入院生活を送ることが出来ました。私もいろいろな病院を見てきましたが、当病院のように各セクションに人材が揃っている所は珍しいと思います。患者の対応も実に感じが良く、心に真心がありますので、こちらまでいつしか心が穏やかになっています。
 おかげさまで明日退院の許可が出ました。短い間でしたが、とても良い思い出が出来たと感謝いたしております。そのうち、また入院すると思いますが、その時はよろしくお願い申し上げます。本当にありがとうございました。
(E・Oさん)
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