南東北 2007年5月

 
トピック
動脈瘤の最新医療も 約300人が詰めかけ学ぶ
「肥満と循環器病」で市民公開講座
 総合南東北病院が主催した平成19年度の心臓病市民公開講座は5月20日(日)午後2時から病院北棟1階のNABEホールに約300人の市民が詰めかけ、立ち見も出る中で行われました。講座は本多正知心臓・循環器センター長が座長となり、初めに渡邉一夫理事長が「日曜日にもかかわらず、このように大勢の市民の方々にご参加頂き、メタボリックシンドロームによる循環器病への関心の高さを改めて感じました。本日はしっかり勉強し長生きに役立ててください」とあいさつし、講演に入りました。
 今回は 「肥満と循環器病」をテーマにしました。日本人の三大死因はがん・心臓病・脳卒中ですが、心臓病と脳卒中を合わせた循環器病を引き起こす原因は動脈硬化によるものです。そこで2つの部に分け、第1部で肥満とメタボリック症候群を取り上げました。当院の小野正博循環器科科長が「メタボリックシンドロームについて」、本多正知センター長が「旧滝根町研究−肥満」、菅野恵心臓血管外科科長が「循環器疾患から見た肥満」の3つの講演を豊富なスライド映像を使って講演しました。続いて第2部では動脈硬化を取り上げ、緑川博文循環器・血管外科科長が「最新の動脈瘤治療」、武藤満循環器科医長が「最新の冠動脈カテーテル治療」の演題でステントグラフトなどについて分かりやすく解説しました。
 メタボリックシンドロームが引き起こす病気や動脈瘤治療の最前線の医療技術についての分かりやすい話に満員の会場ではメモをとるなど熱心に聞き入っていました。また質問も数多く出され、予定時間を30分もオーバーしたほどでした。
会場を埋めつくした参加者たち 肥満と循環器病の市民公開講座のもよう
☆5月7日から全患者さんに
入院時にリストバンド
 総合南東北病院では5月7日から、入院される患者さん全てに入院時にリストバンドを付けて頂くことになりましたので、お知らせ致します。患者さんの名前・ID番号・性別・年齢・病棟名を表示したバンドを手首に付けていることによって、検査、注射、薬など、治療における患者さんの間違いを防止して安心で安全な入院生活を送れることを目的にしたものです。輸血や手術を行う場合は、別途血液型を表示したリストバンドを付けます。
 今回のリストバンドを付ける趣旨をご理解頂き、ご協力くださいますようお願いします。不明な点がありましたら担当医師、看護師などお尋ねください。
☆500時間、1000時間を達成
病院ボランティア「紙ふうせん」メンバー3人が表彰
 当院ボランティアグループ「紙ふうせん」のメンバーがボランティア時間通算500時間・1000時間を達成し表彰されました。
 総合南東北病院では、患者さんに対する院内の案内や移動などのお手伝いをボランティアグループ「紙ふうせん」にお願いしています。今回グループメンバーの佐久間静子さんがボランティア時間通算500時間を、二瓶久恵さんと佐藤仁子さんが1000時間を達成し、5月7日(月)の朝礼の中で渡邉一夫理事長から表彰状が贈られました。
表彰を受けあいさつする
(左から)佐久間さん、二瓶さん、佐藤さん
☆患者さんからの礼状
当院のすばらしい点
 以下は当病院の“すばらしき”ことです。胆石の“つまり”と考えられる体の異状で急きょ、中澤先生に診ていただき、即入院となり本日で5日目となります。以下は私が気が付いている点です。
◎急患にもかかわらず、考慮できる手法で原因を素早く見つける努力は素晴らしい。
◎入院後は看護師の皆様はあいさつはもちろん、明るい笑顔で点滴液の交換などをしていただき、東京都内の病院と比較しても決して劣らない社員数育をされていることに、感銘を受けました。どのような教育をされているか、興味があります。
(郡山市会社員 T・W 59歳男性)
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