南東北 2007年6月

 
トピック
100回記念講演会開く 渡邉理事長 約300人詰めかける
PET・ガンマナイフ市民公開講座
 平成15年9月からスタートした「PET・ガンマナイフ市民公開講座」が100回を迎え、その節目となる記念講演会が6月10日(日)に総合南東北病院の北棟1階NABEホールで盛大に開かれました。会場には約300人の市民が詰めかけ「がんの診断と最新治療」などの話を熱心に聴講しました。
 講師は渡邉一夫理事長が務め、@PETによる究極のがん検診A切らずに治療するガンマナイフB“究極のがん治療”陽子線(粒子線)治療、の3つをテーマに分かりやすく解説しました。特に、高齢者も安全にがんを治せる陽子線治療に関心が集中し、熱心にメモをとる姿が目立ちました。また講演終了後に抽選で来場者にPET健診の割引券が贈呈されました。
 この「PET・ガンマナイフ市民公開講座」は毎月2〜3回のペースで県内はもちろん東京都内や関東各県、東北で開催され、がん撲滅のために早期発見・早期治療の大切さを訴え続けてきました。その数が100回に達しました。これによってPETでの初期のがんを見つけ治療、全快するケースも多く出ており、さらに平成20年10月からは、外来でがんを治せる「陽子線治療」が当院で始まります。いわば“がん治療のメッカ”が郡山の地に実現するわけで、大きな期待が早くも寄せられています。
渡邉理事長からPET健診券を贈られる聴講者
☆脳神経疾患研究所 日本格付研が評価
今年もBBBに
 日本格付研究所(JCR)では、このほど一般財団法人脳神経疾患研究所の財務内容について、「長期優先債務の格付を見直した結果、2007年もBBB(トリプルBフラット)の格付を据え置きとする。格付けの見通しは安定的」と発表しました。
 長期優先債務格付けとはその債務履行能力を評価したものです。一般財団法人では附属の総合南東北病院を中核にして医療・介護施設を複合展開しているほかグループの社会福祉法人で特別養護老人ホームなども展開し、総合的な医療・介護ネットワークを形成していること、さらにPET、ガンマナイフに加え陽子線がん治療への展開も進めるなど、高度先進医療分野へ積極的であることが評価されています。さらには、競争の激しい郡山市内にあって唯一患者さんが増加を続けていること、昨年3月から県内3つ目の地域医療支援病院の認定を受けるなど、医療圏における位置づけが強固になりつつあり、業績は増収基調を維持していることなどが理由に上げられています。
☆リハビリ南東北福島
新潟の民生委員ら視察 パワーリハビリに「素晴らしい」
 6月11日(月)、新潟県岩船郡荒川町の民生・児童委員協議会の関係者14人が福島市にある介護老人保健施設「リハビリ南東北福島」を訪問しました。同協議会の研修の一環で、隣県にある先進的な地域リハビリテーションの施設を見学しようと福島県庁に問い合わせたところ、「リハビリ南東北福島」がふさわしい、との推薦があって実現しました。
 視察団一行は、午前10時30分にバスで到着。浅利潤施設長らの出迎えを受け、施設に関する説明を聞いた後、さっそく入所者用の居室や、お目当てでもあったパワーリハビリの様子をつぶさに見ました。参加者からは「地元の施設よりも部屋が広く、ゆったりとしている」、「パワーリハビリの器具が非常に充実していて、びっくりした」など感嘆の声があがり通所リハビリの状況やパワーリハビリの効果などについて熱心に質問していました。最後に代表者から「すばらしい施設を見学することが出来て、大変有意義な研修となりました」と感謝の言葉がありました。
パワーリハビリを視察する民生委員の方々
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